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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part13~

in 会場


『さて、そろそろメイジさんが訪れるみたいなのでここで失礼しますね!』


ニャルラトホテプによる嬉し恥ずかし演説が終わった。ニャルラトホテプは視界の席から退場し、会場へと戻った。


『はい、ありがとうございましたニャルラトホテプ様』


会場の壇上にアメリアが現れる。ここで、中継の画面にはアメリアが登場するが、様子がおかしい。顔が赤い上に、目を腫らしている。


『はい、それでは本日の主役。有村名人様ことメイジさんです。どうぞ!』





side メイジ


は?


え?


どこここ?


なんかいっぱい人いるし。


なんか予想してたパーティよりもだいっっっっっぶ大きいんだけど!!?


それになんか中継っぽいものされてるし!


『はい、それでは本日の主役。有村名人様ことメイジさんです。どうぞ!』


え、えーと。とりあえず出た方がいいのか!?


「ど、どうも」


壇上に転移。


うわっ、ここ目茶苦茶緊張するし。というか中継俺の事ばっかりうつさないで!恥ずかしいから!


『……はい。メイジさんが現れて驚天動地な参加者様達。気持ちはわかります。生メイジさんです。落ち着いて下さい』


ちょ、ちょおっとまて。なんか地球の人らしき人もいるし、ていうか見知った顔も多いし。


「自己紹介とかした方がいいのか?」

『いえ、先に済ませてあるので大丈夫です』


済ませてある?


「先に誰か俺の説明をしたのか?」

『はい、予定ではニャルラトホテプがしたようですけど』

「ニャルラトホテプいるか?」

「はーい!あなたの隣に這い寄る混沌でーーーーーっす!」

「どうやって俺の事紹介した?」

「映像頭の中に送るのでご確認下さい!」



……映像確認中。



「……ニャルラトホテプ」

「はい!」

「ねぇ、目茶苦茶恥ずかしいんだけど」

「顔を赤くしているメイジさんもめっちゃカッコいいですよ!」

「後で二人で話そうか」

「……はい!」

「多分そんな嬉しい内容じゃないと思うぞ」

「……はい?」


壇上の現れたニャルラトホテプの顔は笑顔から不穏な笑顔へと変わる。


『はい。メイジさんとニャルさんのいちゃらぶタイムはここで終了して頂きます。これから、皆様に重大なご報告をさせて頂きます』


話す内容は。当然、先程の内容だ。


「それは俺から話させてくれ」


アメリアからマイクを受け取る。


「俺は先程アメリアに『プロポーズ』しました」


その時、会場に激震走る。


ある者はメイジの顔に絶頂し、膝をつく。ある者は衝撃に失神し、地に伏せる。


「そして、うれしいことに受け入れてもらう事が出来ました」


隣にアメリアが寄る。


「「俺達(私達)は、永遠にパートナーとして暮らしていきます」」



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