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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part11~

今日ちょっと難産でした。

side メイジ


本日がアルケーが主催するイベントがあると言う日。誘われたのは良いけど集合時間も場所も何も聞いていないから何処に行けば良いのか分からない。でもアルケーが主催するのなら神界なのかな?


どうにも行く宛がない為、屋敷で待つしかない。というか屋敷の中に誰もいないんだけど。メイド三人も、キョウも居ない。屋敷に一人でポツンと。


孤独である。


この屋敷って一人でいるとこんなに広く感じられるんだなぁ。



………

……



side アルケー達



女性達が、神界にある会場でソワソワソワソワしている。立食式のパーティで、女性達は誰もがきらびやかな衣装を身につけている。この場にいるのは、メイジの恋人達。そしてメイジに恋い焦がれている女性達。恋人達の厳粛な審査を通った人達。


この審査に応募する人間は地上の女性たちと神界の神達。応募総数は億を超えた。


この結果に、メイジの恋人達は歓喜した。『流石私のメイジ!』と。しかし、億を超える恋人をメイジが持ってしまっては私達との時間が無くなる。そして流石にちょっとは嫉妬する。


そうして、神達が一人一人審査した。


第1関門『書類選考』


最初に応募する者は身分を開示する書類。日本で言う履歴書である。


これをギールと神界用に用意。そこで、恋人達はある事に気が付いた。地球の人達を募集していなかった事に。


そうしてアマテラスが地球に問いかけてみたところ、ファンクラブの人間がほぼ全て。そして日本に限らず海外の女性達も多く反応した。


そうしてまたしても募集人数が増えた。


第2関門『一次面接』


まず、簡易的な面接が入る。名前と身分。募集経緯。メイジへの想い。


この面接で、人数は6000人まで減った。


第3関門『二次面接』


恋人達に向けての意気込み。他の恋人、そして今回出来るかもしれない婚約者達を許容出来るか。




この三つをクリアする事が出来た人は、1億7005万5093人中200人。431万4322柱中、150柱。


ただし、アルケーが個人的に指名した者達は、特別招待枠として審査なしで参加する事に。


地球からの選抜で選ばれたのは少なかったが、その選抜に選ばれた女性達は地球で報道され、大きなニュースとなった。



現在この空間では、神と人間が入り混じっている。人にとっては天上の者である神だが、今回参加する神達はアメリア達に審査された者達。神であっても、人を貶したりせず、明らかに上から目線をしない珍しい神々である。


言語は、一時的に全ての者に『言語理解』を付与している。メイジ以外でも話すことが出来る様にする為だ。


「皆さん、今回はお集まり頂きありがとうございます」


会場内に声が響く。


「今回全体の司会を務めさせて頂きます。アメリアです」


アメリアは、現在では女神というイメージより、メイジの初めての恋人というイメージが強い。


「この会場の様子は『全世界』に中継される予定ですので、そこはご了承下さい」


ここで“もし”メイジと恋人や婚約者になれた場合、その事実を全世界に周知してもらう訳である。この場に集まるのは誰もが見目麗しい女性達。『メイジの女』という事はとても大きな事である。


「メイジさんはもう少しで私が迎えに行きますので少々お待ち下さい。それでは、現在から中継を始めますね」


全世界で中継が開始された。地球ではテレビに中継される他、空中に大きなウィンドウが現れ、現在の様子が表示される。


「全世界の皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。女神をしております、アメリアです。では、これから愛しのメイジさんを連れてきますのでしばらくお待ちください!」


地球にとってはこの少ないフレーズでも、大きな衝撃となった。二人目の神。それもとても美しい。


アメリアは二人目の神として世界的に有名になったのである。

明日、いちゃラブ駆け落ち小説を更新します。

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― 新着の感想 ―
[一言] 世界観がすごすぎて訳が分からん
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