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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part7~

そんなこんなでパーティは始まった。尚、男は俺だけである。男女比が辛い。


「ご主人様、飛騨牛のステーキです。ぜひお召し上がりください」

「ひ、飛騨牛?」


ここは異世界、勿論地球の肉なんて存在しない。どうやって手に入れたのか…。差し出されたステーキを受け取り、切り分け頬張ってみると…。


「……うんまっ」

「有難うございます」

「すんげー美味しいんだけどさ、この肉、どこで手に入れたの?地球の肉でしょ?これ」

「天照大神様と交渉を少々」

「……ちょっと嫌な予感するんだけどさ、交渉って事はアマテラスに何支払ったんだ?」

「ご主人様が思っているような邪な事はございません、ただ仕事が終わったらこのパーティのご参加したいという事で」

「アマテラスが来るのか……」


そんなポンポンと此処に降りてきてもいいのだろうか。一応神なんだし。しかもこの前地球でやらかした事で仕事が溜まってるんじゃないのか。


「そして更に全能神様もご参加頂けるとのことで」

「……ソウちゃんが?」

「全能神様がいらっしゃるなんて、このロゼ、恐悦至極でございます!」

「そうですよ!最近出番無かったので退屈だったんです。構って下さい」

「ってもういるじゃん!」


ロゼの隣にソウちゃんの姿が。


「マスター、最近いちゃいちゃ出来てなかったので今日は思う存分いちゃつきに来ました」

「まぁソウちゃんがいいなら。アマテラスはまだみたいだな」

「そうですね、ひと段落着くまでこっちに来れないようにしたので。サボりは許しません。それよりこんなに美味しそうなご飯が沢山有るんです、一緒に食べましょう!」

「そうだな、せっかくロゼが作ってくれたんだし」



………

……



その後、メイジは参加者の女性たちから至れり尽くせりのハーレム状態になった。正直言ってメイジの胃袋はもう限界である。


「はいマスター!今度はこちらもどうぞ!」

「メイジ、こっちも食べるのじゃ!」

「ちょ、も、もう限界だから!助けて!ロゼ!」


堪らずメイジはこの中で一番の希望のロゼに助けを求める。その言葉を受けてロゼはニコッと笑いメイジに一礼。流石ロゼ、俺の味方はロゼだけだよ……。と救いの手を望んでいたメイジだったが。


「皆様」


ロゼが再度姿を現わす。


「デザートををお持ちしました」


両手に大量のお盆を持ちがながら。


「……あ……」


ロゼ、メイジに向けて再度一礼する。その顔は笑顔だった。


「メイジ!私が来た!わよ!」


アマテラスの追加攻撃。メイジ、頰に一粒の涙を流す。

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