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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~アルケーの婚約大作戦!part3~

城門内でアイリスと合流し、嘆いている騎士達を放置して城内へと入る。因みにアイリスが手を繋いで欲しいと言っていたので手を繋いでいる。時々、メイド達とすれ違うが俺達を見ると頰を赤く染め、そそくさと立ち去っていく。


「ふふ…えへへ」


アイリスは歩きながら頬を緩めている。


「なぁ、今向かってるのってどこなんだ?アイリスの部屋か?」

「ふへ…い、いえ!今はお姉さまのところへ向かっています」

「イリアス女王様の所?」

「はい、お姉さまがぜひメイジ様とお会いしたいと」


城を歩いていくと、置いてきた騎士たちが合流し始める。その時にはアイリスは腕を組んでおり、その姿にまたショックを受けているのだが。


というかグリモとエクスが異様に静かだな。寝ているのだろうか?


騎士たちを連れ立って数分、ようやく謁見の間へたどり着くことでができた。


「ああ、会いたかったぞ『万能』」

「イリアス女王様」

「様はいらない。というか実際は私がつけなければいけないのだけど」

「ではイリアス女王と」

「うむ!」


イリアス女王は立ち上がり、こちらへ向かってくる。


「で、今日はアイリスに会いに来たんだったな。なんだ?ついに婚約を発表する気になったか?」

「メイジ様!それは本当ですか!」

「い、いや、それはまた今度な」

「むぅ、待ってますからね」


アイリスがこちらを見上げてくる。その顔は紅く染まっており、メイジを動揺させるのには十分だった。


「…ゴホン、それで本題だが、明日うちの屋敷でパーティするんだが。二人は来るか?」

「私はもちろん行きます!行かせてくださいメイジ様!」

「よかった、イリアス女王は?」

「行きたい所なんだけど、政務があるんだよね…」


最終的には、イリアス女王にはパーティに出された料理のいくつかをお裾分けすることになった。


「じゃあ明日迎えに来るから」

「あ…泊まっていっても良かったのですのに…」

「あ、あはは…それはまた今度な」

「明日、我慢できなくなったら…お願いしますね?」

「…………考えとく」

「……えへへ」


メイジはそこから逃げるようにギールに転移した。

ヘブンズフィール見ました。桜に幸せが訪れますように…。

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