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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
172/368

~会談2~

※この作品はフィクションです。実際の個人・団体・事件等とは一切関係ありません。

「じゃあ帰りましょうか」


アマテラスのその言葉の後、窓の外の景色は元に戻り、重力は元に戻り、宙に浮いていた物は下に落ちた。


「あら、花瓶が割れちゃったわね」


割れた花瓶がひとりでに修復される。


『わ、我々は夢でも見ているのでしょうか?』『はらほろひれはれ···』


記者たちは目の前で起きた事象を理解出来ていないようだ。


「さて、分かったなら早くしてね?今日はなんの用なの?」

「···」


首相は戸惑いながらも今回の会談の目的について語った。


「先ず天照大神様の目的をお聞きしたいのです」

「目的?それはもう果たしたようなものね」

「もう果たしている?」

「ええ」

「···天照様の婚約者が有村様と言うことですか?」

「ええ!メイジを私達以外他の誰かに取られちゃ困るもの。これ以上ライバルが増えるのは御免だわ」


俺が放送に出た時点で知名度的には世界的になってしまったけどね。


「は?そ、そのような理由でですか?」

「···そのようなって何よ」

「いえ!愛している者を思う心!素晴らしいです!」


そこから首相は天照に色々な事を聞いてきた。


・他に神はいるのか

A. いる


・これから神として何か活動をする予定はあるか

A. 今のところ予定は無いわよ


・例えば他の神とは?

A. 私の管轄にいる神たちの事?多分貴方たちが創造している神は大体いるんじゃないかしら?多分。


・他国に渡る予定はあるか?

A. メイジ次第ね。新婚旅行やデートで行くかもしれないわね。


・日本国民に一言

A. 最近異世界に行きたいとかいう願いがたくさんあるけれどどんなに願ってもこれ以上異世界に行かせないから諦めなさい。


・世界に一言

A. 私はどこの国にも個人的に協力するつもりはないわ。この世界で一番価値があるのはメイジよ。この世界の知的生命体がメイジをどうにかできるとは思わないけれど、もし、メイジに何かあったら命は無いと思った方がいいわよ?私ならこの世界の知的生命体、一秒かからないうちに絶滅させられるわよ?いい?メイジは私達のなの。今回の件は地球にいた頃にメイジの魅力に取りつかれた奴らへの警告よ?特に最近できたファンクラブ。ちょっと調子に乗っているんじゃないかしら?確かに"私達"のメイジは魅力的だからファンクラブが出来るのはしょうがないけれど活動はほどほどにしなさい?流石にお義父様とお義母様のご実家に張り込むのはやめなさい?次は無いわよ?ただでさえ今でも迷惑をお掛けしているというのに。そうね、ならご実家を撮影する輩がいたらその電子機器を二度と起動できないようにしましょう。それがいいわね。まぁ私達の邪魔をしないのであれば此方からは何もしないわよ?


・天照様もすごい人気がありますが?

A. 先程と同様、邪魔をするなら〇す。当然他の男には興味はないわ。メイジよりいい個体なんてこの世界に存在しないもの。



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