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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第2章【四種族祭】
17/368

~どうしてこうなった~

今回は短めです。

────チュンチュン


────────────何故だ、どうしてこうなった────────!!


ベットの上には一矢乱れぬアメリアとアルケーの姿、2人とも眠っているが顔はにやけている。


そうか、これが朝チュンって奴か。


ベット上のシーツには二つの赤いシミ、昨晩そこで何があったのかを物語っていた。



············

·········

······

···



その後もアメリアやアルケーと食事をしていた時アメリアがこう言ってきた。


「メイジさんもお酒のみまひぇん?この国だとお酒は15ひゃいから飲めますょ。」


「へ?いやいや、俺はお酒なんて飲めませんって、無理ですよ。」


「本当にそうかのぅ?···そうじゃのう、んくっんくっ」


突如アルケーが腕を顔に回しキスをしてきた。


「んんっ!?」


それと同時に舌を入れられ、そこから液体が流れ込んでくる。

これはさっきアルケーが飲んでたお酒!?

無理やり飲ませてくるとは···


「ぷはっ、どうじゃ?初めての酒の味は。」


「キスでそれどころじゃなかった。」


「じゃあ私達が飲ませますよぉ~···んっ」


「んぐっ!?」









「俺だってねぇ!男なんですよぉ!けどこんな所でぇ~こんな恥ずかしいことをしたくないんですよぉ~」


「まぁ、まぁほれ、飲むのじゃ。」


あぁ~お酒は美味しくないけどなんかいい気持ちだ。

俺の周りに2人も美女がいるしな。


「俺は幸せ者だよなぁ~」


さっきから殺気が凄い、主に黒髪の奴だ。


「あれぇ?俺と同郷の人達がいるじゃ無いですかぁ。」


その中のちょっと豪華な装備を来ていた黒髪の奴がこちらに近寄ってきた。


「お、お前女神様に何をしている?『有村』!」


黒髪のイケメン?あぁ、同じクラスの奴か。


「ん~?よぉ『柊木(ひいらぎ)』久しぶり~っても話したことないか~」


「ちょっと『柊木』!止めた方がいいって、一応同じ日本人だし!」


奥から黒髪ポニーテールの美少女が止めに入る。


「おっ、『(たちばな)』か、おひさ~」


「メイジさん、確かこの男の人勇者でしたよぉ」


勇者かそれは大層強いんだろうなぁ【神眼】



ショウギ=ヒイラギ(柊木正義)

年齢17歳 ♂ 種族人族


【ステータス】

Lv.53

体力 1590/1590

筋力 1684/1684

防御力1729/1429

運 36

魔力 1638/1638


【スキル】


光属性魔法(中) 剣術(大)


【加護】


転生の女神の加護(大)


【称号】

異世界人・勇者



なんだぁ弱いじゃん。

見掛け倒しじゃないかぁ。



「さあっ女神様!早くこちらに!」


柊木がアメリアの腕を掴もうとする。


「あ?」


【魔力障壁(神)】

【威圧(神)】を発動。

【殺気(神)】を発動。

【覇気(神)】を発動。



【威圧(神)】【殺気(神)】【覇気(神)】を展開。

【魔力障壁(神)】をアメリアと柊木の間に展開。


柊木の間に金色の壁が出現したと思えば、柊木は白眼をむいて気絶していた。


「俺のアメリアに触んなよクズが。」


「「カッコイイ······(のじゃ)」」


変に周りがシンとしていたので、周りを見ると、パーティ会場にいた人々が全員気絶していた。···女神様を除いて。


「···グッジョブ」


マナさんが呟いた。


「これぐらい当然ね!」


マアトさんもそう言った。


「······zZZ(b)」


アフラクさんもそう···言ってはいない。


「少しぐらい罰が必要ねぇ~」


ウラヌスさんも言う。


「でもこれはちょっとやりすぎかもの~『記憶操作』しようかの~ほいっ、完了じゃ~。後の処理は任せたのぅ~、アメリアはこれからしなければいけないことがあるからの~」


「そうですねぇ、そろそろいい時間なので~私達だけ勝手に帰りましょうか~」


「ん?帰るってどこだ?」


「ん~?勿論メイジさんの部屋に決まってるじゃあ無いですかぁ~」


「妾も行きたいのぅ~」


「ん~?いいよ~」


最早この空間にまともな判断を出来るものは居なかった。

倒れる人々、泥酔する女神と処理に走る女神、そして泥酔するメイジ────もはや手遅れだった。





宿の前に転移し、受付の人を記憶操作して、アメリアとアルケーの記憶を無くしてから俺達は自分の部屋に戻った。



「ここが俺の部屋ですよ。」


「じゃあ~私達~シャワー入ってきますねぇ~」


「うん?分かった。」






2人がシャワーから出てきた、2人はタオルを巻いていた。


「2人ともキレーですねぇ。」


「メイジさん!私達初めてですけど頑張りますね!」


「うむ、努力するのじゃぁ。」


うん?何を頑張るの?


「え?何を?」


2人が俺に飛びついてきてベッドに押し倒された────────

────────







そして話の冒頭に戻る。


「やっちまったよ···どうしよう···」


シーツには赤いシミが二つ。

そして生まれたままの姿の2人。


「酔いでつい、なんて言えないよな」


このままじゃマアトさんに何をされるか分かったもんじゃない。

殺される。


「うー、ん?」


アメリアが目を開けた。


「えっ?なんで私裸···はっ!···そうか、私···」


アメリアは俯いて顔を赤くしている。


「お、おはよう、アメリア。」


「おはようございます、メイジさん!私達しちゃいましたね!昨日のメイジさん···凄かったです···//」


アメリアは魔法で体を綺麗にし、服を着た。


「えへへ、こうなったらもう逃がしませんからね!絶対にですよ!」


アメリアはこちらを向き微笑みながらそう言った。


アメリアは女神と言っても1人の女の子だ、その女の子にここまで言わせたんだから応えるべきだろう。


「俺もアメリアを逃がさないからな、アメリアが嫌だと言っても愛し尽くしてやる。」


自然に2人の距離は近くなり────そしてゼロになった。



(こんなの見せられて起きれるわけないじゃろ···)



「···勿論、アルケーもな?」


その言葉にアルケーはビクッと震えた。




こうして俺達は恋人との初体験を経験した。




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