表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
165/368

閑話~学校パロディ3~

先程の会話を聞いていたのかウチのクラスに転入してきた転入生達が俺の席に殺到してきた。皆、見目麗しい美少女達だ。


いつもと違う朝。そんな異様な事態を目撃した他の男子生徒は。


『不公平です。理解出来ません。』『リア充···???知らない子ですね。』『〇ね〇ね〇ね〇ね〇ね〇ね』『リア充殲滅戦線を収集しろ!』


更には他クラスの転入生まで。俺の席の周りは美少女で埋まってしまった。と言うか教室に入り切っていない。それにより他クラス、他学年の生徒が騒ぎを聞き、そして発狂したりしているようだ。


『『『『『『有村さん!!?聞いていますか!!?』』』』』』

「···はい。」


結局この騒動は朝のHRまでの時間では治まらず、やってきた担任の先生に怒られ渋々自分のクラスへ帰って行った。



·········

······

···



現在は現代文の授業中だ。流石の彼女たちも授業中たちは干渉してこなかった。しかし、やはり視線はチラチラと感じる。それは朝の騒動から憎しみの目を向けてくる男子達。蕩けた目で見てくる転入生達。


「はい、では近くの人と話し合ってみましょう。後で発表もしてもらいます」




············。



授業で話し合いが開始された。と同時にクラスが動いた。


美少女と話したい『非リア充組』。此方は近くにいる転入生に話しかけたりしていた。


それに対し『転入生組』。先生の近くの人という指示をまるっきり無視し、俺の周りに集結していた。そうして俺の目の前には美少女の人垣が形成された。


「ど、どうしたの?皆さんお揃いで」

「「「「「「話し合いです!」」」」」」

「でも近くの人って···」

「「「「「「今近くにいるじゃないですか」」」」」」


ほら!この状況を見て先生だって驚愕してるじゃないか!授業妨害になるんじゃないのか?


「高校生活は三年しかありませんからね。皆さん頑張って下さい!」


という先生の一言。


「「「「「「はい!」」」」」」


こんな感じで今日の授業は殆ど集中することができなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ