閑話~剣な二人の日常~
side エクス
地上でお留守番なグリモとエクス。
「最近ご主人様が居ないことが多くて寂しいのです~」
「···確かに少し欲求不満ね」
メイジが地球に行ってからというもの、夜の生活が無くなり、色々と溜まっている。私達も大人の姿の維持には慣れてきたのでその姿でイチャイチャしたいと思っていたのに。
「じゃあ私達買い出しに行ってくるわね」
「大人変化なのです!」
私達は最近は大人の姿で買出しに向かっている。なぜか大人の姿の方が、サービスしてくれる店があるからだ。
それにたまに知らない男の人に話しかけられたりする。ロゼさんには無視。しつこかったら気絶させて放置。ついていったら何をされるか分からないとの事。
「ご主人様が帰ってきたときのためにお小遣いで何か買っておきましょうよ」
「そうですね!じゃあご主人様の為にックッキーを焼きましょう!メイド修行で腕を上げた所を見せてあげるのです!」
「···いいわね」
見た目は大人だが、中身は子供。考える事はなんとも微笑ましいものである。コ〇ンの反対である。
その後、帰ってきたメイジにクッキーを渡したところ、号泣されてしまった。嬉しそうにクッキーを頬張るメイジを見て二人は嬉しそうだった。