~海水浴1~
せっかく地球に帰ってきているんだからデートをしよう。そう思ったのは朝起きた瞬間だった。朝一番にそんな事を考えてしまった。俺は家の自分の部屋で寝ていた。アメリアとアマテラスとソウちゃんは流石にこの家に更に三人も寝泊りするような部屋の空きは無い。勿論俺の部屋もだ。
アニメの世界のような自分用の広い部屋なんてものは存在しないのだ。俺の部屋はベットと机と本棚を置くくらいで精一杯なのだ!という事で三人は此方の世界のアマテラスの屋敷に泊まっている。
俺は母さん達から話があるとかで拘束された。でもこれで久し振りに夢の中の試練が無いかと思われたが、地球に来ている三人はしっかりやった。それも三人同時でだった。これまでは一対一だったが一体三は初めての経験だった。地球に居る時でも気が休まる時は無いようだ。
「という事でデートに行こう」
「私も現実でイチャイチャしていたいと思っていました」
「マスターと愛を紡ぎます」
「デートはいいけど、私とメイジは有名になりすぎてデートどころじゃなくなるんじゃないの?」
「うーん、それもそうだな、それなら認識阻害かけるか」
「でもそれだとお店とかには入れませんよ?」
認識阻害はこちらから話しかけたりしてしまうと簡単に解けてしまう。一度解けてしまうと他の人も同時に解けてしまうため、店などで定員に話しかけてしまうと全てがパー、即写真即SNSである。おお、怖い怖い。
「それなら海水浴にでも行きたい」
俺、三人の水着見たいし。
「それなら島を創造して、それと一応人払いもしておきましょう」
「アマテラス、暖かめのところに作って下さい」
「分かっています全能神様!」
こうして、アメリア達との海水浴が決定した。
「じゃあ今日は島を作るのに時間がかかるから私達といい事しましょうか」
とアメリアが言った。俺はその言葉を聞いた瞬間転移を実行した。
俺は死を覚悟した。
「それは夢の中でたくさんやっただろーーー!!」
その後、三人にあっさり掴まった俺はアマテラスの屋敷でたっぷり絞られた。
次回は水着回にしたい(願望)