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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
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~影響~

程なくして、放送を終了した。放送終了後、電波ジャックは終了し、世界中のテレビの画面は元に戻った。その後、世界中のメディアは揃って今回のことについて報道した。何せ普通では考えられない超常現象を一人残らずその身で感じたのだ。『神』が姿を現した。姿形のある『現人神』である。ちなみにその婚約者である有村名人の名前も世界に広まった。神の婚約者の親であるメイジの両親もすぐに特定され、家に押しかけ取材が殺到する。


「うげっ、家にマスコミがこんなに来てんのか」


家の前に群がるマスコミ。その人種は日本人にとどまらず様々だ。


「今俺が出てったら逆効果だろうなぁ」


俺は透明化し、家の上空から様子を見ている。


さっき、テレビでニュースを見たところ、俺の知り合いや親戚がインタビューされていた。さらには各国の首脳陣達がお気持ちを表明していた。


今神の出現は世界中で一番HOTな話題だった。これまで偶像崇拝であった神が、人の身で現れたのだ。無宗教である日本だからこそまだこの程度だが。


何はともあれ、家の前にマスゴ〇がはびこっているのはいただけない。


「【暗示】」


ホントに何でもありなチートでお帰り頂いた。


「前手紙だけ渡して帰った手前、面と向かって顔を合わせづらいな」


更には故意ではなくても親に顔出す前に全世界に顔を売っちゃうし。更には先程の時のように、マス〇ミを集めてしまい、迷惑を負わせてしまった。


やばいって!こんなん激おこってレベルじゃねぇぞ!


「あ、大丈夫よ、こうなることは先に話しておいたから」


ん?そうなのか?


「なんだ、それなら安心だな。あはははは···。どうしてアマテラスが此処に?」


俺が地球でこうなった全ての元凶。俺の可愛い可愛い恋人(・・)のアマテラスだ。


「あら、()()()と一緒にいてはいけないのかしら?」

「こっちでは婚約者だけどまだ恋人だからな?」

「まだ···。ええ、期待しておくわ」


最近、俺の恋人たちがわざと俺に聞こえるように『結婚』『婚約』というつぶやきをしている。そう何回も言われなくてもちゃんと分かっている。それそれ俺も覚悟を決めるときが来たのかもしれない。それを含めて母さんと父さんに話をしようとおもったんだが···。


「アマテラス、先に父さんと母さんに会ってたのか···」

「そりゃあ先にそと···いや、迷惑がかかるかもしれないから」

「別に外堀埋めなくても···」

「じゃあ今すぐ結婚しましょう!さぁ!」

「それはまってくれ」

「ぶー」

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