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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第9章【転移者】
144/368

~投票結果~

過去最高の投票数を誇った今回の人気投票。毎回この人気投票では順位でのギャンブルが行われる。しかし、今回の最有力はメイジ。しかし倍率は3倍程もある。それは朝の女性の大行列を見る前に男性が対抗馬のイケテル=ヤツの一人勝ちだと思い、買ってしまったのが原因である。


開票が終わるまでの三日の間、ギャンブルでイケテル=ヤツを買ってしまった、男性達は数日を絶望で過ごしたらしい。


しかし、微かな希望を持って、今日、人気投票の結果が公表される冒険者ギルド前に集合していた。








冒険者ギルド前に集まっていたのは大量の女性達。男たちは絶望した。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

sideメイジ



今回の人気投票は街にとって良い経済効果を生み出したらしい。原因は俺。俺に投票するために各町からやってきた女性たちが、結果を見るまでの三日間、アステラに滞在したというのだ。宿は大繁盛、屋台などの店も大きな利益を出した。


利益を生み出したのはよかったのだが、俺はこの三日間は地獄だった。


ふらっと外に出ようものなら、女性たちに囲まれる始末。という事で対抗策に気配遮断を使い、ふらふらする。しかし気配遮断中は店などで買い物も出来ない。店員に気づかれないのだ。なので気配遮断を解除した瞬間女性たちに囲まれる。もう初日で家に引きこもった。


その生活もこれで終わりだと思うと、とても、とてもうれしい(歓喜)。


『では、人気投票の結果を発表するのじゃ!』


ローズの声が魔法によって拡張される。


「「「「「「キャァァァァァ!!!」」」」」」

「「「「「「うおおおおおおおお!!!」」」」」」


歓喜の声が全体から木霊する。


『白熱の男性人気は後回しにしてまずは女性部門の投票をするのじゃ!』


因みに俺はローズかハスタさんか迷って投票を辞めた。


『なかなかの接戦で受付嬢ハスタ!』


ハスタさんが一位の様だ。あんなに可愛いから当たり前と言ったら当たり前である。


『因みにワシはに二位じゃった。ワシなんでこんなに人気があるんじゃ?』


多分紳士な人たちだろう(確信)。



そうしてほとぼりが冷めた頃に、ローズが発表を再開する。


『続いて、男性部門なのじゃ!』


あはは、結果が怖いよあはは。


『まぁ皆分かっておると思うけどの』


その声を聴き、男性冒険者には頭を抱える者が出てくる。


『二位に100倍以上の差をつけ···『万能』メイジじゃ!』


ひゃ、百倍!!?


「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁーーー!!!」」」」」

「「「「「うわぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」


これが女性の団結力なのか···。


『勝利者のハスタとメイジは壇上に来るのじゃ!』


···············行きたくねぇ···。

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