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女神の恋人  作者: おうどん(きしめん)
第8章【旧き神、捕獲】
128/368

~噂をすればなんとやら~

今日は俺が此方の世界でロゼ達に定めた休日。今日はロゼ達にゆっくり羽根を伸ばしてもらうために各自自由行動にしている。俺は今日は何もしたくない気分だったので一人部屋でぐでーっとしている。こういう日もいいもんだ。


腹が減ったな。今日はいつもご飯を用意するロゼはいない。なので久し振りに日本の料理を創造して昼食にしよう!ご飯系とかいいなぁ。


という事なのでかつ丼を創造。一気にかっ込める丼物はいいよね!


「それは何?」

「ん?これか?これはかつ丼だけど」

「ふーん初めて見た」

「食べてみるか?」

「うん」


かつ丼をもう一つ創造する。ほい、箸は···多分使えないよな。スプーンにしよう。


「ほれ、これですくって食べるんだ」

「いい匂い」


そうして翠色の髪の女性はかつ丼を食べ始めた。



·········

······

···



「おいしかった」

「そりゃよかった」


彼女はかつ丼を食べ始めてから一心不乱にかつ丼を口に運び、数分で平らげてしまった。


「で、君は誰なんだ?いきなりここに現れたけれど。一応この屋敷には防御魔法をかけておいた筈なんだけど?」

「私?私はクトゥルフ」

「···え゛」


クトゥルフ!?ハスターから名前は聞いていたが···。旧支配者じゃないか!


「な、何しに来たんだ?」

「ん?お腹すいて君がおいしそうなもの食べてたから」

「···それだけ?」

「うん、それだけ。ねぇ、この食べ物はどこにあるの?」

「地球にあるはずだけど···」

「世界を超えるのはやだ」

「それならこの世界では知ってるのは限られてくるな。転移した人達か日本出身の亜神とか」


なんか敵?と普通に会話しちゃってるけど···。


「地球の食べ物はおいしい。だから食べに来てもいい?」

「もしかしてあなたが神界から離反したのは食べ物がおいしくなかったから?」

「うん、神界の食べ物には飽きた。もっと違うものが食べたい」

「今の神界には俺が創造したレストランとかがあってしばらくは飽きないと思うぞ?」

「なんですって!!」


うおっ!近い近い!


「そ、それには海の幸とかも含まれるの!!?」

「あ、あぁもちろん」

「私決めました。神界に帰ります。全能神に言っておいてもらえますか?」

「···············えぇ?」



·········

······

···



ということでクトゥルフが食べ物に釣られて神界に帰るって言いだしたんだけど。


『えへへ、流石マスターです!こんな短期間で二人も旧支配者を手籠めにするなんて!私!惚れ直しました!』


いや、ただ単にかつ丼食べさせただけなんだけどね。


『えへへ、これはニャルラトホテプを手籠めにするのも時間の問題ですね!』


いや、それは無いんじゃないかなぁ···。



───────────────────────────────────────────────

side???



んもう!!完っ全に先を越されました!私はまだどうやって自然に知りあうかを模索してる所なのにぃぃぃ!


しかし!私は必ずあなたにハジメテを貰ってもらいますからね!えへへ。そして、いつかは愛の結晶を────えへへ。まっててください!もう少しですからね!

かつ丼食えよ……………………かつ丼食えよぉぉぉぉぉ!!



地味に地味にHR(ハンターランク)あがって今では55ぐらいです。100までの道のりは長い…。

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