~やらかした~
夜、ベッドにコウイの上司らしき人がここに来るので。一応戦闘態勢を整えて待ち構える。グリモとエクスは剣の状態に、ロゼとキョウも同じ部屋にいる。
「夜に来るのは分かったけどなるべく細かい時間を指定してほしかったなぁ」
「上様はアバウトな方ですから。夜と指定したらいつ来るか分かりませんから」
そしてコウイもここにいる。なんでもコウイがいないとここに上様がこれないようだ。
「なるべく早めに来てほしいなぁ、いつまでもこうやって警戒してるの疲れるからねぇ···」
────そんなに我の事をお望みかい?いやー照れちゃうね!
部屋内に声が響く、それも聞き覚えがある声だ。
「コウイ?」
それはここ二日間で幾度となく聞いた声。コウイの声だった。
「そうそう、我がコウイの上司?のハスターだ!」
コウイの上司を名乗るコウイがそこにいた。
「あんたはコウイじゃないな?」
皆がコウイを警戒する。
「だーかーらー、我はコウイの上司のハスターって言ったでしょ?」
「説明をお願いしたいんだけど」
「はいはーい!」
そういってハスターは説明をしていった。
話の内容はこうだ。
・コウイはハスターが自身の分身として作った僕である
・ハスターの目的は元々は俺の事を監視、危険性がある場合処分
・しかし自称完璧女子ハスターによって導き出された新たな任務によって破棄された
「そうして新たに追加された任務によって我の最終目標も一時的に凍結させてるってわけ!」
「あぁ、なんとなく分かった。とにかくあんたとコウイは同一人物って事だろ?」
「そういうこと」
「ならあと一つ教えてくれ、新たな任務ってのはなんだ?」
「それ聞いちゃう?女子にそれ聞いちゃう?」
「いや、その新規の任務とやらはあんたの最終目標を凍結するほど重大なものなんだろ?あんたからは神力を感じる。何かの神なんだろ?」
ハスターがやってきてからハスターの体には神力を感じていた。だから先程から警戒は怠っていない。
「うーん、神ではあるよ?けど君が思っているような神ではないって事かな?」
「なら尚更だ、今この街に被害が及ぶようなら俺は実力行使せざるを得ない」
「待って、待って!言うから!言うよ···もう、せっかちなんだから!ただし今から我が新しい任務の内容を話すのには一つ条件を付けるね」
「···条件?」
「そうだよ!この任務にはキミの協力が必要不可欠なんだ!聞いたからには協力して貰うよ!」
「ご主人様、危険です」
「大丈夫大丈夫!キミも一緒に参加してもいいから!それに少し体力を消費するだけだし♪」
···何だろう。根拠はないけどとても嫌な予感がする。今まで目茶苦茶真剣な空気だったのにもうこの空気が終わりそうな気がする。
「分かった、言ってくれ」
「イエスっ!これで我の目標は達成できたようなもんだ!わーい!」
ハスターは子供のようにベッドで飛び跳ねる。
「ふぅ、それじゃあ早速言うね!もう来てから疼いて仕方がないんだ!」
···疼く?
「我の新しい任務『メイジ君と一夜寝て楽しもう!作戦』だ!」
「······え?」
予感は的中した、これも膨大なステータスのおかげか···。
「ふふふ、さっき『分かった』と言ったね!さぁ!我と一夜の逢瀬を!」
「·········」
·········
······
···
翌朝、目が覚めるとそこには13人の美女達が。それも皆生まれたままの姿で。····································どうしてこうなった。




