#1ゲーオタが興奮気味に帰ったよ
初めて物語書いています。あんま面白くならないかもしれませんが精一杯書くので見て頂けたら幸いです!
俺、葉山基一はゲーム好きの普通の高校生である。
言ったまんま本当に普通で、勉学もスポーツも顔も可もなく不可もなく。オマケに見た目も中肉中背だ。だか、俺はこれでいいと思っている。
普通ということは何事も無難にこなせるということだ。少なくとも落ちこぼれる事は無いのだからむしろ勝ち組と言ってもいいだろう!...ふむ、脱線したな。取り敢えず俺という人間はこんな感じだ。
「何でニタニタしてんだ、お前は?」
「ん?笑顔がカッコいい?ありがとう」
「言ってねぇな...」
この唐突に話しかけてきた爽やかイケメンは.....そう、モブだ!だから名前などな...
「いっっってぇえよ!」
「お前、失礼なこと考えてたろ」
「何故バレた‼︎」
「お前は顔に出るんだよ」
只今、俺に手加減なしの本気チョップをしてきた此奴は手嶋裕樹。俺とは違いなんでも完璧にこなす憎きイケメン超人だ!
「何で隠れてんの?」
「また、叩かれると思って...」
よいしょっと。けしてビビリではない。俺はちょっとばかり自分の身体が大事なだけだ。ところでなんで俺の少ない友人の祐樹が話しかけてきたのかというと、今が昼休みだからだ。俺たちは弁当派なので大抵俺の教室で食べている。
「しかし、今日は偉くご機嫌だな、何かあったのか?」
「うん?聞きたいかね?」
「いや、別に」
「そこは聞けやーい!」
「冗談だよ、で、どうしたんだ?」
「ふふ...ふはっはっはあ!今日は待ちに待った《魔法大戦X》の発売日なのだ!」
そう!今日は《魔法大戦X》の発売日!
有りとあらゆるゲームをプレイした(嘘) ゲーオタの俺からしたらやらなければならないゲームなのだ!
前作の《魔法大戦》のクライマックスのヒロインの台詞は涙を禁じ得なかった。
それの新作なので俺としては期待値がうなぎ登りなのである。本当なら学校なんて休んでこれをしたかったのだが、それをすると親が五月蝿いので渋々学校に来ているのだ。
「お前本当にそのシリーズ好きな」
「うむ、愛している」
「そ、そうか。その愛情で午後の授業も頑張れ」
「おう!当たり前だ!」
何故か引かれたような気がするが、気にしない。
そんなこんなで何とか授業を乗り切り放課後となった。
俺は脱兎の如く教室を去り、家に一秒でも早く着きたいと走りだした。
みんな大好きア◯ゾンでお急ぎ便で頼んだのでもう家にゲームは着いている筈だ。
なので後は一刻も早く帰りプレイするだけなのだ。
いつもの見慣れた通学路を全力で駆け抜ける。
(早くやりてぇ!)
今、多分人生で一番早く走ってるだろうなと思っていると、俺の住み慣れた家が見えてきた。
(あとちょっと)
俺は家の玄関の扉に手をかけゆっくり開く。階段を上がり自室の前まで行くと、大声で...
「ただいま!俺のオアシス‼︎」
...... 。
何処だ、ここ。
どうだったでしょうか?うーん、なんか不安だ...。 あんま更新頻度は高くないですが、また読んでください!それでは!