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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アニマルヘッドの食事

作者: 猫路

「ねぇ、ワニヘッド、今夜のディナーは?」とウサギヘッドが尋ねた。

「女体の丸焼きでございます」

とワニヘッドがこたえた。

長いテーブルに椅子が並び、ワニヘッド、ウサギヘッド、イヌヘッド、ネズミヘッド、ネコヘッドが座った。

頭は動物、体は人間と奇妙な人たちである。

ゴロゴロゴロと雷が鳴った。

「なにやら暗いなあ」とイヌヘッドが辺りを見回して言った

「夜ですので」とワニヘッドがこたえた。

「それより額縁の傾きが気になる」

とネズミヘッドは部屋の壁を気にした。

「女体の丸焼き?美味しいのか?」

とネコヘッドが食事を気にした。

ワニヘッドが女体の丸焼きの腕の肉をナイフできれいに切ってとりわけネコヘッドにわたした。

「なかなかの美味で」

とネコヘッドは満足した。

「本当は僕が食べたいんじゃないですか?」

とネズミヘッドはネコヘッドにきいた。

「ここはいい食事がありますし、ネズミヘッドよりかは美味しいですわ」

とネコヘッドがこたえた。

「イヌヘッドは何か絵をお描きになりましたか?」

とウサギヘッドがイヌヘッドにきいた。

「おっぱいを切り取って皿にのせた、おっぱいの生肉の食事を完成させました」

と目をぱちくりさせてこたえた。

「じゃあ早速傾いた額縁を取り払ってとりつけよう」

とネズミヘッドが軽やかに額縁を取り替えた。

「私はおっぱいを頂こうかな」

とイヌヘッドはつばを飲み込み女体を頂いた。

「にゃあ、私は内臓を頂こうかしら」

とネコヘッドは嬉しそうにたらふく食べた。ワニヘッドはモモ肉を黙々と食べた。

骨だけになった女体はワニヘッドが土に埋めて還した。

ウサギヘッドとネコヘッドは二人ベッドで甘く抱きしめあった。

「今日の朝食は木の皮のスープとカエルゼリーです」

とワニヘッドは食事の用意をした。

「ネコヘッドとウサギヘッドはsexしたのか?」

「こっそり覗いたのね」とウサギヘッドはこたえ木の皮のスープを美味しそうに飲んだ。

「にゃあと愛し合う二人だよ」

とネコヘッドは可愛げにこたえカエルゼリーを美味しそうに食べた。

「チューチュしたい」

とネズミヘッドは浮かない顔をした。

「今、何時?」

とイヌヘッドは時間をきいた。

「9時だが」

とワニヘッドがこたえた。

「いや、ちがう10時だ、いや時計が傾いてたー」

とネズミヘッドがはしゃぎまわった。

「じゃあ花摘みにでも行きましょう」

とイヌヘッドがさそった。

「私も行こう」

とワニヘッドと一緒に外へ出ていった。

イヌヘッドは花摘みをし、ワニヘッドは小鳥をとらえた。

「今日のランチは草花のサラダと小鳥の丸焼きです」

とワニヘッドが食事の用意をした。

「私の好きな小鳥の丸焼きよ」

とネコヘッドが嬉しそうに食べた。

「草花のサラダがうまい」

とネズミヘッドがムシャムシャと食べた。

「今日も晴れて食べ物もいきいきしてますわ」

とウサギヘッドは満足げだ。

コンッコンッ、とドアをたたく音がした。

「はい、どうぞ」

とワニヘッドがドアを開けるとウマヘッドとブタヘッドがやってきた。

「今日のディナーは何でしょうか?」

とウマヘッドがきいた。

「馬刺と生ハムサラダです」

ウマヘッドとブタヘッドは口をポカンとあけた。

ネコヘッドとイヌヘッドは平然と食事をした。

「食べないの?」

とウサギヘッドがウマヘッドとブタヘッドにきいたがポカンとしたまんまだった。

「殺してもいいぞ」とブタヘッドは口を開いた。

「どうぞ、僕も頂いて」

とウマヘッドも口を開いた。

みんなが食べ終わったあと、ウマヘッドとブタヘッドはワニヘッドによりナイフで刺殺された。

何ヵ所も刺され無残な姿になった。

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