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chapter2 何気なくむかえた朝 第三小節

いやぁ、どういうことだろうね?俺にとっては初めての場所なのに、電波少女のせいで初めてではないことになっている・・・

担任が驚くべき事を口にした。

「あー、実は今日転校生が来るんだ。」

それが俺のことではないことは自明の理である。さっきの反応を見ればな。

「実は彼女は少し病弱だから・・・まぁいいや。入って来い。」

ガララッ。扉を開けて入ってきた少女はさきほどの説明と正反対に実に健康そうだ。

「今日からお世話になる、サクラザカ・ミハル(仮名)です。よろし・・・うぅ」

どうした?・・・っておい!?いきなり吐血しやがった!?ってこの展開なんかでみた事あるぞ?

「ああ、すまん!サクラザカさんを保健室に連れて行くから、しばらく自習していてくれ!」

焦りつつ新入生、って俺がいえる立場じゃねえか。ミハルを連れて行く担任。ということは一時間目は担任の授業か。よし、隙を見て脱走すると・・・

「ちょい待ち。久しぶりに登校してきたからって、久しぶりに逃亡を図ることなんてないのよハルキく〜ん?」

またしても後ろから声をかけられた。振り返るとそこには腕に「委員長」という腕章をつけた女子がいた。う〜む、なかなかいいな。85点だ。てか誰だ君は?

「熱でもあるのかなハルキくん?この私を憶えていないとは・・・」

「クラス委員長のサトナカ・エミ(仮名)さんですよ。あなたとは犬猿の仲という設定です。」

ミサキが耳打ちしてくれた。今回は感謝しておいてやるが、次やったらボディブローだぞ。こそばゆいからな。

「いやいや、もちろん憶えておりますよエミさん・・?」

「なんで疑問形かな?まあいいや。単位あぶないんでしょ?サボりなんてしないほうがいいと思うけど?クラスメイトとして忠告しておいてあげるわ。」

かったるいなぁ。しかしまあクラスメイトの顔と名前を覚えないといけないから出席しておくか。

ミサキめ。ここまで手を回しておいたくせに、肝心なとこは自力でやらせるつもりか。

「だからいったと思いますが、それは・・・」

いや、説明しなくていい。もう飽きた。とりあえず文字数の無駄だから今回はこの辺にしてくれ。

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