八. 生徒会長
遅れてすいませんでした。
3人は生徒会室に来た。
「お~い、雛流~。入るぞ~」
水裟が声をかけ、生徒会室に入った。
「珍しいね、水裟から来るなんて。恋しくなったのかしら?」
「あほか。お前の事が恋しかったらこの世の全員が恋しいわ!」
「はいはい。で、何の用?」
「こいつらに勉強を教えてやってくれ。重症すぎて、私には出来ない」
「いいけど……あんたに無理だったら……どこまでバカなの?」
『バカなの?』という矢が2人に突き刺さった。
「ん~~……の〇太よりは断然酷いな」
「それは、かなりのレベルね」
「つーわけで、頼む」
「はいよ!!」
矢筈と八千代は生徒会長からの授業を受けていた。
「じゃあね……理科をやろうか。では、問題!!背骨がある動物を何ていう?」
八千代の解答
「内骨有動物」
矢筈の解答
「というか、無い奴いるの?」
「……正解はせきつい動物です」
その後も何問か一緒にやっていった。
「……凄いね2人とも!!」
「「えへへ……」」
「凄い重症ね!!」
「「ズ~~ン」」
雛流いわく、ヘキ〇ゴンより凄い珍解答だったようだ。
「じゃあ私、部活あるから。じゃあね」
そう言って雛流は生徒会室を出て行った。
「綺麗な人だね~、雛流会長」
「そうか?そうとは全く思わないけど」
「水裟さんは、見慣れているからじゃないですか?」
「そうかも……」
3人は帰りの途中だった。
綺麗な夕日が出ていた。
「じゃあね2人とも。また明日」
「ん。じゃあな」
「さようなら~~~」
ここからは八千代とは別々。
よって天国の話はお構いなく出来る。
「姫……」
「ん?どうした?」
「さっきの……朝希会長でしたっけ?」
「雛流か。あいつがどうしたのか?」
「彼女が入ってる部活って何ですか?」
「弓道部だよ」
「なるほど……」
気のせいだろうか。矢筈が笑ったような気がした。
まさか…………
「雛流に……惚れたんじゃ……」
「ん?何かいいましたか?」
「いえ何も!!」
(うわ~~……知ってはいけない事を知っちゃったな~……)
こいつはこいつでバカである。
水裟と矢筈は翼を広げ、天国へと行った。
雲をつき抜け、天国が見えてくる。
~天国~
「おお、おかえり。2人とも」
「おかえりなさい」
王と元姫が出迎えてくれた。
「「ただいま」」
「ささ、姫はあそこでお休みください」
王が指さしたところには、マンションのようなものがあった。
「あの最上階が姫のMy Roomです!」
(英語で言う必要があるのか……)
「では、行ってきて~ん」
(またおねぇが入ってる……)
そう思いつつ、水裟は部屋に行った。
「……で、矢筈。どうだった?」
「ぴったりの人がいました。あの人は……持っています」
「今回は色々と復活揃いだな」
「朝希雛流さん……持っている。『知の水氷心』を……」
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参考にさせてもらいます。
3月29日訂正
誤字がありました。ご迷惑をかけて申し訳ございませんでした。