六. 学校に戻ろう
やっとほのぼの生活です。
色々ギャグつめていきたいと思います。
では、和の水氷輪6話、どうぞ!!!
~天国~
「ん……」
「あっ!目が覚めましたか?」
水裟と矢筈、王は天国に帰ってきていた。
「……何この和服?」
「和の水氷輪という能力だそうです。よくは知りませんが……」
「そういやさ……水氷輪はめたから私、姫なんだよね?」
「ええ、そういうことになります」
「じゃあ……もう学校には……」
「いけるぞ……」
王が向こうからやって来た。
「行けるぞ、学校とやらに」
「まじ!?」
「という訳で、これをやる」
そう言うと王は、白色の光の球を水裟に投げつけた。
「ちょ……ちょ……!!」
水裟の背中に直撃!!
「ぐわ~~~……痛い! 痛い! ……痛くない!」
水裟の背中には純白の翼があった。
「これでいつでも天国と地上を行き来できる。学校は毎日いけばいい。姫が望むならな」
「ありがとうございます!」
「いいわよ~ん」
(王は何で最近ちょっとオネェ入ってるんだろ……)
矢筈は心の中で疑問に思った。
「では、学校に行くにあたっての約束がある。はいひとーーつ!!」
「ひとーーつ!!」
「学校から帰ったら1回は天国に来る。はいふたーーつ!!」
「ふたーーつ!!」
「勾玉のピン止めは外さない。はいみーーっつ!!」
「みーーっつ!!」
「水氷輪は常にはめておく。以上!!」
「分かりました!!」
王と水裟は、3か条の御誓文? を約束した。
~翌朝~
「じゃっ、行ってきま~~す!!」
「「いってらっしゃ~~~い!」」
水裟が翼を広げ地上に行った。
王と矢筈は見送った。
~学校~
(何か久しぶりな感じがするな~~……)
そんな気持ちで校門を入って行った。
「おっはよ~水裟!」
「おはよう~八千代」
この人は幼馴染で親友の如月八千代。
元気で優しい……少し馬鹿。
「もうすぐテストだけど……八千代大丈夫?」
「大丈夫!! 794ウグイス、鎌倉幕府!!!!」
訂正しよう。ものすごい馬鹿だ。
「それはそうと……何? そのブレスレット」
「ああ、これは……ブレスレットだよ」
言っているのは水氷輪のことだ。
でも、そう言ったらどう誤解を解く?
「いや~~……綺麗だなって思って」
「そう?……ありがと……」
~2ーDクラス~
先生が教室に入ってくる。
「え~、突然ですが転校生を紹介する。入ってきなさい」
「は~~い」
水裟は目をこすった。
どこかで……いや天国で見たことある。
「転校してきた『風丸矢筈』です!よろしくお願いします!!」
こんな展開どっかの漫画で見たことある……
次話、転校生矢筈君と水裟が対談です。(予告)