三十四. 日向祭り
遅れてすいませんでした。
前回の後書きどおり、テストがあったので遅れました。
では、三十四話どうぞ!
一向は日向祭りにやってきた。屋台がいっぱいあって、今舞台では歌舞伎みたいなのをやっている。今年も大盛況の日向祭りだ。
ちなみに水裟と八千代はたこ焼きを買いに行った。(水裟は付き添い)
というわけでその他の3人が舞台を見ている。
影月吹奏楽部の出番は結構後のほうなので、今はお祭りを楽しんでいた。
*
「水裟! 次はスーパーボールすくい!」
「はいはい」
その中でも八千代は1番エンジョイしている。たこ焼きを右手に持ち、左手にりんご飴だ。こいつは本当の目的を知っているのだろうかと不安になる水裟。
八千代は今、スーパーボールすくいを楽しんでいる。救うやつをずっと水につけている。あいつはすくうの意味を知っているのだろうかと不安になる水裟。
結局1個も取れずに終わってしまった。
「ひや~、難しいね~」
「あんなの簡単だろ」
「じゃあやってみなよ!」
何かキレられたので、とりあえずやることにした。
水裟は八千代と違ってポンポンとスーパーボールをすくった。入れ物からあふれ出しているにもかかわらず、まだ破けてない。
水裟はたくさんのスーパーボールを手に入れた。
*
水裟たちが舞台の方に行くと、みんながご飯を食べながら待って行った。ちなみに雛流は『広島焼き』を食べている。(どうでもいい情報)
今は夕方の6時くらいだ。あと15分程度で演奏が始まる。
「そういやさ雛流。特に凄い人とか聞かなかったのか?」
「もちろん聞いたわよ。えっと……翔子によると、氷川奏さんが凄いらしいわよ。フルート担当でミスしたところみたとこないとか……」
それはとても凄いことだ。今のままだったら音の水氷心にぴったりあてはまる。絶対音感で抜群のリズム感の持ち主。
『続いては影月学園吹奏楽部の皆さんです。よろしくお願いします』
司会がそういい、吹奏楽部が出てくる。ラッキーなことに奏が目の前だった。
演奏を始める。しばらくしてからフルートのソロがあった。もちろん吹いているのは奏だ。先生の指揮から全くずれずに、綺麗な音色が出ている。
「凄く綺麗な音ですね~」
矢筈が目をキラキラさせながら聴いている。
これはもう間違いない音楽のセンスだ。絶対音感を持ち、抜群のリズム感。
「矢筈。これは決まりだな」
「ですね」
水裟たちのなかで、勝手に決めた。
「じゃあ、この後早速スカウト……」
その時、横の方で大きな音がした。水裟たちはそこを見ると、1人の女性がいた。
「……天国護廷7の音の水氷心」
そう言った後、その女性は舞台を破壊した。
「矢筈……まさか……」
「ええ、おそらく……地獄の者ですね」
急展開! 地獄からの使いに勝てるか!?
次話、戦います!