二十. 海極
二十話達成だ~!
今度は三十話!
早くたどり着けるよう頑張ります!
では、二十話どうぞ!
さぁ!天国に行こう!と、はりきっているところ悪いが、その前にやらなきゃいけないことがある。
「それで、この地獄が天国に攻めてきて……」
「そこで和月が、和の水氷輪ってやつを発動させたんだな」
須永君お勉強中。
とりあえず、地獄がせめてくるまで時間があるので、天国の事知っとけや!というわけなのだ。
しかし、八千代よりは時間はかからなそうだ。
それで、大体を説明し終わったところで……
「天国行くぞ!」
水裟が号令をする。
「ちょっと待ってください!」
矢筈がそれを止めた。
皆勉強中。
何故かって?何か、まだ皆に説明していないことがあるから聞いてほしいとか言ったからだ。
「では、説明しますね。まず、戦場ですが、天国ではありません。かといって、地獄でもないんですね」
「じゃあ、どこでやるの?」
雛流の頭には疑問符が出ている。
雛流だけでなく、その他全員だ。
「なぁ矢筈。天国と地獄以外だったら、どこでやるんだよ。その2つ以外考えられないぞ」
「戦場は海極です」
海極とは、天国と地獄の間にある場所で、とても自然豊かな場所。しかし、住民はおらず、長い間されている天国と地獄の戦いは、大抵ここで行われる。海というくらいだから、水も多く、そのうえ陸地も多い、安定した場所なのだ。
「ま、それだけなんですけどね。後は……」
白い球を持って、須永の方を向いた。
そして、それを須永にスパーキング!
もちろん、純白の翼が生えた。
「では、今度こそ!天国へ行くぞ!」
『おーー!』
そして皆は天国へと向かった。
天国に着くと、王と元姫が出迎えてくれた。
「お帰り。水裟、矢筈、雛流、八千代……………………誰だこいつ?」
「酷い!」
王が言っているのは須永だ。一応初対面。
それを矢筈が説明する。
「王、こちらは笑の水氷心の須永竜輝さんです」
「どうも……」
「ああ、笑の。すまんね。私は天国の王だ。そしてこっちが……」
「前姫の氷川海梨です」
それを聞くと、皆(須永と八千代除き)は驚いた表情だった。
「どうしたの?水裟さん」
「元姫ってそんな名前だったんだ……」
言われてみれば、水裟たちは元姫の本名を知らなかった。
自己紹介も終えたところで、王が話し出す。
「では、今から海極へと向かう。そこからは戦場だ。決して気を緩めるな!」
『はい!』
皆、しっかりとした返事をする。
「では、出発じゃ!」
全員、翼を広げて、海極へと向かった…………
今疑問に思ったんですが……
疑問といっても僕のせいなんですけど、何で須永だけ、ナレーションで苗字なんでしょうね?
…………皆須永って読んでるからかな?
ま!いっか!須永の方が読みやすいし!
次話は、海極に着きます。