二. 地獄の使者
テストが始まるので、土曜日くらいまで更新できません。
ご了承ください。
「私が何で姫しなくちゃならないんですか!!」
やはりそう否定する、当たり前だ。
「大体!! 現に今姫がいるじゃないですか!! 別に私がやらなくても……」
「こいつも年だしな~」
「若いじゃないですか!! この人!!」
姫が口を開く。
「あの~・・・私、50歳ですよ」
「こんな綺麗な50歳いるかーーー!!」
「ここにいるじゃないですか」
「……」
王が、もっともの理由を言う。
「年より、こいつの体が心配なのだ。これ以上負担をかけるのは、避けたいのでな」
「だからって何で私が……」
「だって似てるし」
こいつは後でぶん殴ってやる。
「王!!」
矢筈が声を上げる。
「どうした? 矢筈?」
「この人は恩人です。その人の言うことは聞くべきでは?」
「まぁ……そーだけど~……」
いちいち喋り方のうっとおしい王だ。
「では参りましょう。地上へ」
「うん」
水裟は、地上へと帰っていった。
~地上~
「先ほどは、王が大変失礼しました」
矢筈が頭を下げる。
「いや……別にいいんだけど……」
「本当にありがとうございました。ではっ!!」
そういい残して、矢筈は天国へ帰っていった。
「あっ!!」
水裟の手には受け取った水氷輪があった。
「返し忘れた……」
ひとまず、それをタンスに保管しておいた。
~天国~
「あれ~~!?」
「どうしました?王?」
「水氷輪が無いよ~~!!」
「水氷輪なら水裟さんが持って行ったじゃないですか」
「もしかして……あのままもって行っちゃった?」
「はい」
王は、顔を真っ青にした。
「いますぐ返してもらえ!!」
「何でですか?」
「あれ持っていたら……あの女死ぬぞ!!」
「はぁ!?」
~地上・水裟の家の前~
「おいおい……本当にここの奴が水氷輪持ってるのか?」
「ああ、反応している」
「じゃっ、乗り込みますか!!」
「ああ」
~天国~
「地獄の者が水氷輪を狙ってる!?」
「ああ、そうだ!! あいつらは元々、水氷輪を狙って天国をのっとろうと宣戦布告を行った!!」
「だから……水裟さんが狙われるのも……時間の問題じゃないですか!!」
「矢筈!! 私を連れて、水裟の元へ!!」
「はい!!」
急展開!! 水裟の命が危ない!!
矢筈と王は水裟を救えるか……
何かグダグダですいません。
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