十. 知の雷電銃
十話達成です。
これからも頑張ります。
では、十話どうぞ!
「和服美人コンテスト!?」
「そう!一緒に出ようよ!!」
水裟は生徒会室で、生徒会長の雛流と話していた。
「今度は何をたくらんでるの?」
「何もたくらんでないって」
「絶対たくらんでるで」
バッ!!!
雛流が「しょ」までを言う前に、水裟が和服美人コンテストのポスターを見せた。
「どうだい?生徒会長さん。この優勝商品」
「こ……これは……」
「出る?出ない?」
「出る!!」
「よし!」
何が賞品かはいずれ、明らかになるだろう。
_____________________________
帰り道、矢筈と水裟……
「「やったぁああ!」」
「凄いですね!姫!」
「ふふふ!まぁあね!」
「まさか雛流さんが賞品に食いつくとは……」
「だから、観客じゃなくて、出場者でもいいかって思ったわけ」
「なるほど……」
「よし!コンテスト頑張るぞ!!」
「おー!!」
______________________________
~和服美人コンテスト当日~
「おはよ~水裟」
「おはよう、雛流」
出場者の楽屋で、2人は合流した。
「可愛い和服ね~水裟」
「これは、天国の物で……」
「まだやってるの?天国ごっこ」
「だから!まじなんだって!」
結局、この姿でも信じてもらえない。
「続いて、エントリーナンバー12番、朝希雛流さんです」
ピンクの和服を着た雛流が、ステージに上がった。
とても可愛かったのか、男性女性問わずに、大声援が飛び交う。
と、その時!!
タコの足のような物で、雛流が捕まった。
ってか、まじでタコだった。
そのタコは、会場を壊してゆく。
「おい!矢筈!何だよあれ!」
「あれは、ピンク色の長い髪の毛の生徒会長うばっちゃう星人!」
「無理あんだろ!それ!」
「つまりは、ピンク色の長い髪の毛の生徒会長が大好きな星人です!」
「そんなこと聞いてたら分かるわ!」
「とりあえず助けましょう!」
「そうだな!」
矢筈は天使の羽がついた剣を構えた。
水裟は和の水氷輪を発動させる。
「行きますよ!」
矢筈がピンク色の長い髪の毛の生徒会長うばっちゃう星人(以下:ピン星人)に斬りかかった。
しかし、めちゃくちゃ凄い弾力で跳ね返された。
「うっ!」
「矢筈!どうした!?」
「ボヨンとしてて、斬れません!」
「そうか、じゃあ私が!」
水氷扇を取り出し、ピン星人に向けて扇ぎだした。
「氷の舞!」
氷の風がピン星人を凍らせてゆく。
ピン星人はカチコチになったが……
「姫……雛流さんも凍ってます」
「しまった!」
「どうしますか姫!?もう方法がないですよ!?」
「こうなったら……こうするしかねぇ……」
ピン星人を解凍してから叫んだ。
「雛流ー!!」
「えっ!何!?」
「緊急事態だ!!天国の事信じろ!!」
「こんな時にまでそんなことを……」
「いまの私の技を見ても信じてもらえねぇのか!」
「あたりまえでしょ!天国なんて存在しないもの!」
「ごちゃごちゃ言ってる場合じゃない!!あの場所もこのままだったら壊されるぞ!!」
「くっ……」
「さぁ!早く!」
「……分かったわよ!信じる!」
「雛流……」
「でも私、戦えないわよ?」
すると、矢筈があるものを取り出した。
「雛流さん!これをはめてください!!」
矢筈はそういってあるものを投げた。
「このグローブ……はめればいいの?」
「はい!」
そういわれて、雛流はグローブをはめた。
すると、雛流の手に、銃が現れた。
「矢筈、何あれ?」
「あれは……知の雷電銃です!!」
次話、生徒会長戦います!!