ウェンズデイ・マジック
異常な才能を持つ子どもたち?
秘密子は、ベッドでもぞもぞしています。
さいきん寝覚めがいまいちなのですわよ。
体操がてらにバンドをやってみましょう。
「風土の原理!」シャキーン
周囲は棒状のキャンディにまみれました。
今日はヒップホップでいきたいのですわ。
身ぶり手ぶりがいい運動になるのですわ。
メインラッパーはシャルロさんにお願い。
あなたが主役よ。はりきってくださいね。
シャルロさん「………!!!」マジかよ
私もベース弾きながら適当に合いの手を
入れるわ。二人でボイチェン使いますよ。
トモエさんには安定のドラムをお願いね。
ゲストはサンプラー担当の鬼谷子ちゃん。
トモエさん「………。」まかせろ
鬼谷子 「じゆうにさせてね」
鬼谷子「うらないするわよ」自由すぎるサンプリング
シャルロさん「………!?」めちゃフリーキーなラップ
トモエさん 「………。」かもくなマシーナリービート
秘密子 「ござる!」硬派なる謎の声援とベース
すると周りのキャンディが縦に横に回転をしはじめて。
勢い元気よくあらゆる方向へと飛び立っていきました。
うーん。ヒップホップらしいワイルドさは出せたかな。
この不吉で不穏なノリもなんだかクセになりそうよね。
秘密子はパフォーマンスに満足してお出かけしました。
イメージソング。
Cypress Hill「How I Could Just Kill A Man」。
https://youtu.be/a8O_nX1VrSg?si=ilLCc-EHvczEfe1r
前回のお話。
「クッキング・シスター」。
https://ncode.syosetu.com/n1282ki/
次回のお話。
「ウインドミラクル打法」。
https://ncode.syosetu.com/n2463ki/