ひな祭りの残念な思い出(笑)
においの記憶が敏感に蘇る方はご注意ください。
こちら、本羽 香那さま主催『一足先の春の詩歌企画』参加作品です。
どうも、ぼんじゅーる!
ひな祭りよりも、ひま祭りを開催したい物体げんらです!
月初はどうも忙しい。
お局の仕事押し付けられて、5割増しで仕事がふえました。本人へちまちま返している最中です。
楽を覚えると、そっちに流れる奴らしかいねぇからな、うちの事務所。その押し付け先がワシ。やめたまえ!( ;∀;)
そんなこんなで、過ぎ去りました、ひな祭り。
げんらの残念な記憶な、ひな祭りのお話。
つらかったけど、重たい話では無いのでご安心を。
ライトな気持ちで書いたお話ですꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
タイトルに(笑)がついてるくらいですからね!
それは、ある年……ではなく、毎年のことでした。
小さい頃、近所に住んでいたお友達のお家には、毎年豪華な雛飾りが飾られて、遊びに行った時それを見に行ってました。
年中その友達とは遊んでいたのですが、ひな祭りの飾りを出したら、友達のお母さんが、いつも声を掛けてくれていました。
7段の雛飾り。
おだいりさま、おひなさま、3人官女に5人囃子。
ひな祭りの歌に出てきた人たちがきちんといて、羨ましいなぁ。と思ってました。
ひなかざり ななだんあるの すてきだな
そんな事を思いつつも、こどものげんらには、どうしようもできず。
そんな素敵雛飾りを見ていたのもあり、毎年自分の家にある雛人形の箱を開けるたびに、少しどんよりとした気分になります。
ぱかりと箱を開けたら……
油くっっっせぇええぇえぇ(´⊙ω⊙`)
雛人形はかーちゃんの手作り。
油粘土で作ったものゆえ、酸化した油の臭いがめっちゃ酷いんです(;´ᯅ`)
そして、ほかにも布はおそらく古布で作られているであろう、あの独特な古臭いにおい。
それが油粘土の酸化したにおいと混じって、それはもうくっせぇええぇの、なんの!!!(;˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
おんぼろ実家に備え付けられていた棚にて、ちょこんと鎮座する雛人形たち。
他にも手作りで、ちょうちん・橘・桜なども作られていましたが、おそらく何かしらの造花から作ったはずの萎びたナイロンでできた花と葉っぱ。
橘の実も油粘土製。もれなくナイロンも油粘土のにおいを吸って、臭いの何の!!( ;∀;)
そして、酸化した油粘土なので、ネットネトです。
糸を引くネトネトでは無いのですが、ペタペタ……いやベタベタした感触で……酸化油のにおいもあり、あまり触りたくないもので……(;´ᯅ`)
毎年毎年毎年、このくっせぇええぇ雛人形を飾る。
この人形が鎮座する棚の真ん前が、ワシの飯を食う席だったんですよ( ;∀;)
いくら、臭いから嫌だと言っても、自分大好きかーちゃん。自分の作った物も大好き。異論は認めない。
なので、油臭い雛人形が飾られる。
そんな地獄の数日間を、毎年小さい頃は過ごしました(´;ω;`)
そして時が経ち、雛人形が朽ちたのか、飾られなくなり、ワシや姉は、もうひなまつりヒャッハーはしない年齢に。
しかし、年の離れた妹は、まだひな祭りヒャッハーな年齢だったから、雛人形の代わりに、掛け軸が飾られるようになりました。
そんなもん、あったのかよ!(´⊙ω⊙`)
7段飾りが描かれた掛け軸で、古めかしいものでしたが、こっちのほうが豪華に見えますし、省スペースで、しかも雛人形たちより臭くない!!!!(古い物独特のにおいはあり。
ワシとしては、掛け軸の方がカッコよくて好きでしたね(◍´ᯅ`◍)
なぜこちらの方を、小さい頃から飾ってくれなかったのだろう……。
今となっては、見た日数が少ないため朧げすぎて、正確な図柄は思い出せません。
ひな祭り 油のにおい いつまでも
残念な記憶はよく残る(;´ᯅ`)
なんて残念な酸化作品にorz
きちんと季語も入っているのに、残念溢れる俳句だわꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
春のワードは『ひな祭り』です。
決して『油のにおい』ではありませんからね!( ;∀;)