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人の灯りが消えた世界で  作者: 糸間ゆう庵0358
第二試練 白亜ノ塔
90/212

第二試練40 19階 迫壁の間

19階 迫壁の間

《より多く壁を壊した者 時間解凍回数+1》


「明音先輩ファイトーー!」

「明音さんファイトーー!」


「九装ファイトーー!」

「九装さんファイトーー!」


洞窟のような狭い通路の中、坂の上から土でできた立方体がこちらに迫ってくる。

急こう配の斜面を滑り落ちてくる土色の壁を明音先輩が思い切り殴る。

先ほどの連戦の疲れも感じさせず、見た目はだいぶ固そうな土を脆い発泡スチロールのように粉々に粉砕する。

原型を留められなくなった土壁はガラス片を撒き散らし霧散していく。


その奥から今度は煉瓦で作られた壁が同じくゆっくり迫る。

今度は九装が「さっきは白峰嬢に任せきりだったからね」と壁の前に立つ。

小さい声で何かを呟き,手元に魔法陣を作り出す。

そこから薄い紫色の弾丸を射出し煉瓦の壁を突き破る。

先ほどと同様に壁が霧散し、淡いガラス片をまき散らした。


迫ってくる壁の強度は回数を重ねるごとに上がっていくが、明音と九装が交互に対応していく。

ほぼ全ての壁を二人とも一撃で破壊し,あっけなく課題が終わる。


秋灯と伊扇は二人を応援しつつ,洞窟の後方で体育座りをしていた。

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