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秋のキノコのはなし  作者: ぽすしち


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24/27

鍋をつつく

申し訳ございません。先生とダイキチについては、『蓮池の』を、ひろい読みしてください。。。



   ※※※




「 ―― と、まあ、あとはただ、モミジだけをたよりに、走って山をくだったってわけで」



「あらあ、それはなかなか、おそろしゅうございますわねえ」

 『先生』とよばれる女は、ヒコイチのはなしに、眉をさげて、箸をおいた。



「ヒコイチさん、ほら、こっちが煮えてる」

 ダイキチが、七輪の上においた鍋のなで、くつくつと音をたてていたものを皿にとって、ヒコイチにわたしてきた。



 こりゃ、すいません、と両手でうけとるのに、『ヒコのがさきで、おれのはどうなった』と女の膝横から、だみ声がさいそくする。



 だみ声の主は、女の横にすわっている黒猫だが、わけあって、猫の『中身』は、元乾物屋のじいさんだ。

 ここにいる者はそのことを知っているので、その催促に驚くことはない。




「まあ、カンジュウロウさん、ちょいとお待ちなさい。あなた、《猫》なんだから、すぐに熱いものは、たべられないでしょう?」


「あー、ダイキチさん、《猫》になんかやらなくっていいんですよ。 マツタケなんて、もったいねえ」


 ヒコイチがみせびらかすようにして食べてみせるのに、黒猫は鼻をならした。



『 ヒコよ、そのマツタケを買ったのはダイキチさんで、売りつけたおめえが口だすところじゃねえだろう 』


「おめえもな」



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