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アレは・・・


 ひとここちついて、あらためて、さっきみたものを思い出す。



「 ―― いや、それにしてもありゃ、なんですかね?」


 この男はアレを知っているようだと思いきいてみる。




「あれは、 ―― 」


 と、お茶を飲んだ男はそこで、湯呑の中をみつめて口をとじた。

「おれは、名を ―― ユキゾウと申します。ああ、あなたのお名前は聞かぬことにします。山に、迷われたのでしょう?あなたのように、迷う方が、ときおりいらっしゃる」



 ユキゾウはすこしわらい、この時期は気を付けないと、と自分にいいきかすようにうなずいた。



 これは、アレについて、きいてはいけないようだと悟ったヒコイチは、もっと気になっていることをきくことにした。



「あの・・・この山を越えて街道にでられますかね?」

 ヒコイチはただ、近道をしようとしただけなのだ。


 だが、もしかしたら、とんでもなく見当違いな場所にいるのかもしれない。



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