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第六話 わくわくどきどきパーティ

夜の闇の中、ばしゃばしゃと水飛沫みずしぶきをあげながら町の中へ。第二の町、ガラス細工のボーエン。文字通り、建物の多くが硝子のように透明。闇夜の町で、ぼおっと奇妙に輝く透明の建物。それら町の主な外壁が透けて建物の中の室内が丸わかりだった。映画のワンカットのようだ。それも見渡す限り、オレンジやブルーの光が輝く照明の中で照らされている。宿屋もレストランもアイテム屋さんもクエスト屋さんも。外壁が半ば透明状態で透けている。


「うっわ。すっご」


「へぇ。硝子細工というよりは、水晶の町みたい」


地面も石畳ではなく、水晶とか硝子で出来てるみたいで、氷で造られていると言われても納得できる。


「これからはもっと感動の連続ですよ~。それに慣れてきますので~。今の内にいっぱい感動しちゃっててください~」


これからもっと。更にとてつもなく?超刺激になれていっちゃったら一体どうなっちゃうんだ。


「絵になるなぁ」


テンション。上がってきた~~っ!


「本当はうちのアジトに連れて行きたかったんですけど部外者禁止でした~」


出し抜けにミルフィーさんは言った。アジト。秘密基地かな?


「いやいいよ!アジトって遠出にするんじゃなくってここで」


「アジトってどこ?」


「天空島で近かったんですよね~」


「天空島っ!?天空島ってなんだよ!ラピュタ?ラピュータあるの??」


マジかよ。そこには囚われのエルフとか居ないだろうな。


「ジャパニメーションのラピュータですか?ああいう感じに仕上がってますね~。アジトの建築が凝っていてサグラダ・ファミリアとモンサンミッシェルを足して二で割ったような感じですね~。まぁ一年過ぎると感動もしなくなって広すぎて逆に不便に感じて立ち寄らなくなります~」


「なんだよそれ!?」


まさに猫に小判。いや。慣れるって怖いってのは確かに分かる。国宝級の大きな城が、家?贅沢というか、装飾品というか、手入れが大変だとか、僕の手には余っちゃうな。


「例えば今から行けたとして、天空島へはどう行くの?」


僕のツッコミに被りながらツキコモリさんが言った。


「送迎用のドレイクで飛びますね~」


ドレイクっていうと、ドラゴンみたいなモンスターか。正直僕には、ドレイクもワイヴァーンもドラゴンも空飛ぶワームも、見分けがつく自信がないぞ。


「凄い」


「っていうかRealってそんな家持てんの!?ハウス機能があるって聞いたけど、島とか浮いてる島とかお城建築とか!どんだけやりこみ要素あるんだよこのゲーム!?」


このもこもこ綿菓子。実はかなりやり込んでるんじゃあないかっ?


「シークレット賞を持ってるプレイヤーほどじゃないですよ~。浮島は個人でも所有できますからね~。今だと100人以上いるだろうし珍しいことじゃないですよ~。今となっては~」


「Realすごかなぁ…」


ついつい都内新宿の高校に通う千葉県民の僕が、幼少期に過ごしてきた佐賀県の訛りが出てきてしまうレベルで凄い話だ。


「こういう話を聞くと硝子細工の町ボーエンがしょぼく感じちゃいますよね~?」


「いや。ここはここで凄いよ。景色最高。なんだか不思議な温かさとノスタルジー感じるし。妙な匂いさえしてる気分」


「うん。こういうのでいいんだよ。こういうので」


ツキコモリさん、こういうのでいいんだ。なるほど。把握。


「十代の感受性はいいですね~。とりあえず今は雨は止んでますけど何時また降ってくるか分かりません~。宿屋に行きますよ~」


「宿屋!?宿屋あんの!?宿屋に向かってるの?」


え?宿屋?宿屋…。ぇ?宿?それ要る!?


「VRMMOを遊びに来てるのにホテルで休むのはありえない」


「宿で休むと様々な付加効果がついてくるんですよ~。バフを得る。バフる。バフがかかるって言います~」


「へぇ~。宿に泊まるとそういうのがあるんだ」


「私が所属してるギルドは特別スペシャルなので安く利用する事ができるんですよ~」


「へぇ~~。ギルド。ギルド!ギルドかぁ。月刊Real立ち読みしてるんだけど、ギルドって滅茶苦茶良いらしいよね。そっかぁ。すっごいなぁ…」


一瞬ツキコモリさんが僕の目をちらりと見た。もしかして、コンビニで立ち読みする普通の高校生ってところがマイナスポイントになってしまったのかもしれない。次から購入を検討すべきかもしれない。


「ミルのギルドなんてとこ?」


「トワイライトですよ~」


「凄いね」


全然凄さが分からない。有名な大御所なんだろうか。


「まぁ初期組ですからね~。グーグルとかマイクロソフトの株を最初に買ってたみたいな感じですよ~」


「トワイライトかぁ。夜明けって意味だよね。いいよね。太陽が昇るって、生きてるって感じする」


「マッキー作ったら?」


「え?」


僕の脳内が凄まじい情報処理を行った。そして。勢いのまま。やっぱり夜は僕を大胆不敵にさせるのだ。


「ツキコモリさんも入ってくれる?」


「入るよ」


「作るよ」


ギルドの名前の下りから実に十秒も経過せずに僕のギルド結成とギルドメンバーの構成員が二人になった。幸せで胸いっぱいで、正直、幸福過ぎて辛い。頭の中で変な汁が出てる。


「僕がギルド作るからには、ナンバーワンになっちゃうね。ぶっちぎりだよ。他のギルドなんてメじゃないさ!トップオブザトップ。他のギルドが平伏しちゃう!」


「…」


「そんな事やって楽しいの?」


「全然楽しくないよね。ごめん。やっぱりゲームはスローライフだよね!皆がワイワイそれぞれ各々自分のゲームプレイライフをエンジョイしてくれるように尽力する良いギルドマスターになるよ!」


「頑張って」


「頑張るよ!」


「なんだこれ」


あれ?今ミルフィーが語尾を伸ばして………ない?


「なんだこれ~」


「二回言った!?」


「あまりにもハイテンポ過ぎたので驚愕しちゃっただけです~。大切な事は二回言わなきゃいけないのでセーフですね~」


「セーフなの!?」


「セーフかな」


「セーフですよ~」


「セーフかぁ」


「じゃあセーフで」


「セーフ確定~」


そう言って白いもこもこの両手をぱちぱちと叩く。もちろんクッション性に過ぎれているので音は出ない。


「そろそろ宿へ行きましょうか~」


「そうだね!」


ギルド。ギルドマスター。ツキコモリさんがギルドメンバー。こんな展開ヤバすぎる!


「行きますよ~」


闇夜に照らされる大きめのスケルトンなホテルのドアを開けたら、上質なコーヒーの匂いがした。喫茶店と待合のラウンジが兼用になってる。常識的に高そうなテーブルと椅子。ここって。宿っていうよりホテルだよね。もちろんここは一階のみがスケルトン仕様となってる。ファンタジーというよりも現実のヨーロッパのホテルみたいだ。エレベーターも無さそうだし。


「スイートを三名お願いします~」


今スイートって言わなかった!?フロントのお姉さんはにっこりしてご案内致しましょうかと尋ねてきた。


「かまいませんよ~。チップは10%つけといてください~」


チップ?!ここチップ文化あんの!?サービス料10%必要なの!?


「チップいるんだ」


ぼそりと言った。


「ここに限らず支払いの際は10%のチップを出してますよ~。おススメです~」


「うッ。つ、ツキコモリさんチップどう思います?」


「郷に入れば郷に従え。だよ」


「だよね。あっ。もしかして今ちょっとケチだなって思った?」


「立ち読みするところで大分ケチってるって思ったよ」


うッ。


「今月から購入するよ。ほら。ちょっとちらっと見ただけ。当時はRealも別にちょっとぐらいしか興味なかったし。チップもちゃんと出すさ。あとは懐具合の金銭事情なんだよ。僕はほぼ一人暮らしだから、そういうところはちゃんと本当に本気でキッチリしておきたいんだよ!限られたお金でやりくりしなくっちゃあいけないんだからね!」


「馬脚を露わしてきましたね~」


「う!い、いいでしょ…。ギルドマスターは庶民派なんだよ」


自分でも、当初の設定の、超絶イケメンキャラから大分メッキが剥がれ落ちてるって思ってるぐらいですよ!


「マッキー一人暮らししてるの?」


意外なところを聞かれた。


「大体ね。両親は出張。バンドマンで大体海外のコンサートでサブやってる」


「偉いね。一人暮らしなんだ。すごいよ」


「えっ」


今滅茶苦茶褒められてやしないだろうか。


「ま。まぁね。男は15を超えたら男性っていうからね!自炊だってしてるしぃ。掃除ももちろんやってるよ」


「コンビニ弁当やジャンクフードのお世話になんかなってないって事ですよね~」


「と、当然さ!」


「コーンフレークなんかも食べないと~?」


「コーンフレークはマイフェバリットなお気に入り。忙しい現代社会の人間には必須のアイテムさ」


「随分うっすい自炊ですね~」


白いもこもこはあろうことか両手を曲げて広げて言いやがる。


「ほっといてよ!」


階段で三階まで登った先の突き当り正面。硝子細工の町ボーエンがメインの大通りから正面に眺める事が出来た。


「やば。ここ高くない?」


ホテル三階から硝子細工の町を俯瞰ふかんできる。色とりどりのおもちゃの町だとか、お菓子の町だとかの童話の世界が広がってる。


「初めの町なので安いですよ~」


絶対高いだろ。ここ…。


「ミルフィーさんばっかり奢ってもらってなんだか悪いなぁ…。いくら後々シークレット賞目当てでPK狙いは分かっててもさぁ…」


「シークレット賞何当てたか教えてくれるだけでいいですよ~。それでここはチャラで~」


「えーっと」


既にシークレット賞を引き当ててる前提の会話になってる気がするけど。それだけ幸せスパイラルの渦中の真ん中で人生の幸福を噛みしめてるのだ。頭が多少ばかになってても仕方がないことだろう。


「マッキー。自分で決断してね。私はどれでもかまわないけど、行き行く道の先はマッキー自身が決めるんだよ」


「…」


深い含蓄がんちくのある言い方。つまりここでヴァミリオンドラゴンの事を言ってしまえば、大規模なイベントを僕自身が引き起こす結果に繋がるという事だろう。皆が注目する。皆というのは、きっとRealのプレイヤーの多く。一億人は下らない多くの人間の好奇に目を晒されるということ。そうなったら、もう普通じゃいられないってこと。


「…」


ちょっとは頭が回ってきた。今大切なのは、決断。そして僕は、ケチくさい王道をいく庶民派だ。


「ごめん。話せない」


「別にいいですよ~」


驚くほど追及が無かった。ミルフィーさんは続ける。


「私の行動はあくまで打算的なものですし~。マッキーがシークレット賞を引き当ててるのは態度から丸わかりですし~。それに私は別にマッキーを殺して奪い取れるかどうかはどうでもいいんですよね~。中身がなんであろうとただ目標に向かって行動するだけなんですよ~。頑張るだけ~結果は問いません~」


「そうなんだ」


ここまで聞いてようやく。この白いもちもちぽんぽん野郎がただの変態の女性受けを狙ったおじさんじゃないってことが分かってきた。それに、万一の話、女性かもしれないという事にも気付いた。もしコイツのいう事が全て真実なのだと仮定すると、相当手ごわい相手だ。多分、僕自身が思ってるよりもずっと。


「だから気にしないでいいですよ~。こういうのは流れなんですから~。皆流れ流れて流されます~。マッキーが例え幸福に思ってもそれだって氷山の一角だったりするんです~。或いはただすぐに奪われてしまうだけで何の意味もなかったり~。結末を考えてもどうにもならないのが運命ですからね~」


それはちょっと受け入れられないかもしれない。


「僕の人生はちょっと違うよ。僕もサークルに入っててさ。そこってオタクのサークルなんだけど、普通だとか最良だとかを軽視してる酔狂な人もいるんだ。僕だってその部類かも。僕はこれまで人生で流されたことはない。人の言う通りの人生なんて信じちゃいない。他人の言葉なんてそう価値のあるものじゃない。僕自身の価値のあるって信じる道を歩いてくだけ。仮定も大切だけど、結果はもっと大事なんだ」


物心ついたときから、どうせ死ぬのに、必死になって生きてる人々が不思議だった。ちょっとの命でちょっとしたことで死んじゃうのに。


「マッキーは知らないかもしれませんが~。大人ってマッキーの想像を超えるぐらい巨大なんですよ~」


「大丈夫さ」


心配せずとも、ヴァミリオンドラゴンのデカさは、きっと誰も信じられない。大型ショッピングモールぐらい大きさだと思う。都会のやつじゃない。田舎のやつだ。それも、映画館の入ってるやつ。


「今持ってるのは召喚獣じゃないですか~?」


突然耳元までやってきて囁かれた。


「ぅぉ!え?は?えーっと内緒だよ!」


「なるほど~。私って職業柄お客さんとよくお話するんですよ~。人を見る目には自信があります~。マッキーの持ってるナニカはおそらく強さを恒常的に誇示できるものですね~。ギルドを立ち上げて間もなく最強だと誇示できるナニカ~。召喚獣か宝物か~」


ここまで的確に当てられるのか。職業柄ってミルフィーさんって大人なのか。正直大人を大分舐めてた。


「装備を選ぶ時の顔でそれが装備品の類じゃないってことは分かりました~。だとすると~。変則的宝物、アーティファクトか希少種の召喚獣か~。まぁ言葉の反応でドラゴンっぽい感じはしますけどね~」


え?は?なんだこいつ。ピンポイントで当ててきてるぞ。


「まぁネタバレすると高レベルになると身体能力が強化されるんですよ~。眼や耳といったものも強化されちゃうんです~。マッキーの僅かな表情や声、心音からでも分かっちゃいますね~」


バレた。マジかよ。名探偵かよ。


「まぁ私はそれの内容は正直どうでもいいんですけどね~」


「大切なところだよそこ!?」


滅茶苦茶大事だよ?アーティファクトのやべーヤツとかなんか凄そうだし。


「今はパーティのお手伝いとRealのガイドさんですからね~」


なんなんだ。コイツ…。まさか、ただのイカれたコスプレをしてる酔狂なプレイヤーだと思ってたけど。なんか、分からなくなってきた。この白いもこもこが、どういうヤツが白いもこもこを被ってるのか、分からなくなってきた。得体の知れない、底の無さを感じる。こういう感じ、久々だな。


「そろそろ落ちるね」


出し抜けにツキコモリさんが言った。


「お疲れ様です~。この場所からログアウトすれば次の疲労度も劇的も回復して蓄積度も減少しちゃいますからね~。おススメはふかふかのベッドですよ~」


「お疲れ様!また!」


「うん。それじゃ。…うわ。本当にふかふかだ」


そう言ってツキコモリさんはベッドに手を伸ばしてそのまま横になって目を瞑ってログアウトしていった。


「さてと。僕もそろそろログアウトするかな。寝なきゃ。あ。一応運営にシークレット賞がバグじゃないかって問い合わせをするよ」


「え~?それは困ります~」


「多分大丈夫だとは思うけどね。それじゃ!お疲れ様でした。今日はありがとうございました」


「はい~。ちゃんと次もログインしてくださいよ~」


柔らかいベッドの中に入って、そのままの勢いでログアウトした。


「…ふぅ」


ジェットコースターみたいな展開の連続で心が追い付いてかないよ。まったく。


「とりあえず問い合わせだけやっとくか」


起き上がってパソコンから問い合わせの電話番号を探して掛ける。


「えーっとシリアルコードは…」


コールセンターのスタッフに手元の端末のシリアル番号と名前を伝えると担当の者が代わりますので少々お待ちくださいと言われた。


「…」


保留音のグリーンスリーヴスが聞こえてきたと思うと、突然ぷっつりと音がして一瞬通話が切れたのだと思った。それから間もなくして男性の声が聞こえてきた。


「東雲末樹君か。この発音で合ってるかな?」


「え?ええ。大丈夫です」


「今日はどういったご用件かな?」


「あの。シークレット賞を当てたんですけど、これ、バグじゃないかなって思いまして」


「なんだって?」


「え?」


思わず聞き返されてこっちが狼狽ろうばいし、とまどってしまう。


「だから。文字化けしてるし。レベル高すぎるし」


「…素晴らしいジョークだ。本題に入ってくれ」


「え?」


「え?」


「いや。だから。これがチートとかバグとかの不具合なら皆と公平にならないと思って」


「そのために東雲末樹君は連絡を入れたのか?」


「はい」


「…なるほど。そうか。考えてもみなかったな。そうか。確かにその可能性もあったな。なるほどな。ではお答えしよう。ソレはバグじゃない。君のモノだ。既にRealのシステム機構から離れている」


「そうなんですか。ありがとうございました」


「おい。ひょっとしてそれだけか?言いたいことはそれだけか?伝えたい事も?聞きたい事もあるだろう?」


「え?」


意味が分からない。ひょっとしてこの人ちょっと多忙で疲れてるんじゃあないか?


「いや。もういいです。ありがとうございま」


「待て。切るな。ここからそこへの干渉は出来ないが、君にアドバイスを一言送る事は出来る。言わせてくれないかな」


「ええ?あっそうですね。どうぞお願いします」


「現実で死亡した場合、Realのデータは消滅する。だから。死ぬなよ」


「ええ!?あっはい…」


そのまま通話が途切れた。


「なんだったんだ。この人…。あれ?」


いや。通話が切れたんじゃない。これ。ケータイ。電源が落ちてる。


「あれれ?」


気付けばパソコンの電源も落ちてるし、照明の電気も消えてる。ブレーカーが落ちたのか。っていうか真っ暗で窓から月明りが差し込んでた。


「妙な事もあるもんだな」


ケータイに再び電源を入れると電池切れで表示されなかった。


「今朝ケータイ充電してたっけかな」


間延びした玄関のチャイムの音が聞こえてきた。この日、死にかけたり殺されそうになるかなんて夢にも思ってなかった。

「どうですか姉君」


「もっとですね。手段を問わずに情け容赦なく、徹底的に」

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