1 目覚め
悪役令嬢……つまりヒロインにちょっかいをかける悪役なポジションであり最終的には主人公とヒロインで逆転される……
簡単に言えば質のいい噛ませ役である……
悪役令嬢なんて物に選ばれたら不運な未来しか待っていないのである。
そんな事は分かりきっていたことである………
[うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ]
大声で叫んだ……これでもかと言うぐらいに
叫んだ理由は明確だった。
目覚めて目の前にある鏡を見た瞬間に
自分じゃない誰かと分かったからだ
髪は黒髪ロングヘア……容姿端麗で美しい体……
そして可憐な体つきである。
[落ち着け俺……これは夢だ……夢に違いない]
それにしても出来た夢だなと思いながら頬をつねる
[いてててて………]
そう、頬をつねると夢が冷めると良く聞く……
しかし、頬をつねると痛い……つまりはこれは現実である。
[嘘だろ……痛いということは夢じゃないのか?]
[だとしたら俺は死んだのか?一体どう言う経緯で]
そう、この俺は昨日まで普通の暮らしをしていた……
ただ昨日は同僚と居酒屋巡りをしていて、急性アルコール中毒で
倒れるかと言うぐらい飲んでいたのである。
そのまま朝にシャワーを浴びれば良いやと思い寝てしまったのである。
[だとしたら、それが原因なのかよ……]
こんなしょうもない理由で異世界転生を果たしてしまったのだから
無理もないであろう。
[確認しておこう……俺は確実に異世界転生を果たしている]
[元の世界での名前は、鈴木凌太、35歳、サラリーマン]
[営業成績は中の上だった……]
[昨日はいつも以上に疲れたので同僚と居酒屋巡り]
[そして、酔いつぶれて……]
[目が覚めたらよく分からない場所で目覚めた]
[そして気づいたら15歳ぐらいの美少女のお姫様みたいになっていた]
[これから先俺は一体どうなってしまうんだぁ]
[取り敢えず何もしない選択肢はゼロだ何か行動を起こそう]
そう言い、寝巻きのまま部屋から出たのである。
魔剣学園と同時進行で進めれたら良いなと思っています。シナリオが出来次第続きを書きます。