81 女神ズ 3
自分も自室に戻り、アイテムボックスから梅酒とつまみを出して、取りに来たミミリィに渡したら、「手を出してはいけませんよ。」と微笑み、しっかり釘を刺してから部屋に戻っていった。
私室のテーブルに弁当箱を置き、明日のメニューをイメージしてみる。
「あ、スカスカだ。」
コースで設定した料理を弁当箱に詰め込むと色合いもバランスも良くないのが分かった。
すこし、和食を追加しようか。煮物かな。ニンジン、シイタケ、里芋ならこっちの世界にもあるから煮てみようか。インゲンを茹でてごま和えも大丈夫かな。シイタケと言えばグンマーだからなドク○ー森は偉大だ。手鞠麩は職人技だからこっちの世界で再現出来ないから無理だな。薩摩揚げよりは、はんぺんチーズかな。梅キュウリもいいな。元世界では普通のメニューがこっちでは普通じゃないんだから余りかけ離れるとまずいからな・・・。
そんな事を考えていると、ドアが開き、イヴァンネとスサンが入って来た。
「ご主人様お待たせいたしました。」特に待ってはいないんだけど。
「あれ、その黒箱なんですか。」とスサンが興味津々で聞いてきた。
「これは、弁当箱。明日のパーティ用はこれに食べ物を詰めて出そうと思ってね。詰め方を考えていたところ。」
「昨日試したみたいに順番に出すのではないのですか。」
「順番に、”一品ずつ運んで下げた食器を片付けて”とか出来るだけの人員がいない事に気付いたのさ。だから、最初から箱に入れておいて配ってしまう。これはグンマーでは弁当という名前で呼んでいる普通のことなんだよ。汁物とかその他追加したりするものもあるけどね。」
「そうなんですか。でも、この”弁当箱”ですか?の区画の数だと昨日の品数では足らないのではないですか。」
「そうなんだよね。隙間が出来ちゃうから、何で埋めようか考えていたところ。」
「やっぱりグンマーの料理で埋めるのですよね。」
「そうしたいと思ってる。で、それを考えたいので今日は一人にしてもらえると嬉しい。」
「「はい! お断りします。」」 なぜ、声を揃えるかな。
「今日はミミリィ様から許可をいただいた、滅多にない日なんですよ。みすみす見逃す筈はないではないですか。一昨日はスサンの日だったのですから、今日は私の日なんです。」
イヴァンネ顔が近いよ。
「じゃあ、ちょっと梅酒でも飲んで待ってて。これ、ミミリィ達に渡したのと同じだから。」と、○梅と紅○舞を出して、「どっちにする?」と聞いたらそれぞれ違うものを選んだので、一杯ずつグラスに注ぎ放置しようと思ったら、グラスを持ったまま自分の両端に座り腕を絡めてきた。
「だから、考え事したいから放置して欲しいんだけど。」
「私達は放置されたくないの。ご主人様のお手伝いができるかもしれないじゃないですか。」って、さぁ~。両脇で腕を取って胸の間に抱え込んで、それもさっき渡したブラも外している状態で押しつけて何を考えろってい言うんだよ。このボケ神ズ
「マジメに考え事としたいんだけど。」
「私達も考えますよ。ご主人様」
『一応グンマーの温泉宿に泊まっていましたからね。』
『豪遊しすぎたのでしょ』
『豪遊じゃ無いわよ。その宿の一番高いプランっていうのを選んで、追加オプション?ていうのを頼んだだけよ。』
『グンマーではそれは豪遊の部類ですよ。』 って全然聞いている気配がないぞ。
「やっぱり、彩りが大事ですよね。茶色っぽいのが多いから緑とか赤とか違った色が欲しいです。あと、立体感とか欲しいですよ。あと、焼いた肉とか魚とかいいですよね。」
『イヴァンネはグンマーを堪能しすぎたと思う。上州牛の陶板焼きとかギンピカリの刺身とか、刺身こんにゃくとか、揚げたて天ぷらとか想像してるだろう。でも刺身は無理だよ。天ぷらも一人で50人分の管理は無理だ。』
「夕べのお鍋とか。」
『夕べはしゃぶしゃぶで、鍋物ではないよ。スサンにバレるよ』
「あ、夕べの鍋を小鍋にして、最初から汁に味をつけて煮るとか。」
「それ、全員分の鍋と火を用意しないといけないよね。」
『こっちの世界に丁度いい鍋とか陶板とか無いよ。固形アルコール燃料もないから無理でしょ。ほら、スサンが意味不明って顔してるよ。』
「そうですか、やっぱり考えることはお役に立てないですね、せめて体くらいはお役に立てさせてください。」
イヴァンネは如何して、言うにことかいてそういうこと言うかな。
「分かったよ。また明日考えるから今日は寝よう。」
二人はグラスの梅酒を「クィ」っと飲み干して、「いくぜぃ!」みたいな気合いで着いて来た。何処のおやじだよ。
寝室に入り、ベッドに潜り込むと両方からイヴァンネとスサンが入って来る。
「じゃ、おやすみ。」
「はい、おやすみなさいませ。ご主人様」
「ってさ、如何して両側に入って、腕枕の体制に入るのかな。それって一昨日と同じ磔状態だよね。で、なんで二人で同じ処を触るのかな。」
「「私達のホームポジションですから。二人の時は領有権は主張しないといけませんから。」」 それ、声を揃えて言うことかな。
「でも寝にくいから止めてね。」と、腕を抜き取り、二人の腕を引き抜いて右側を向くと、スサンが嬉しそうに「おおやすみなさいませ。」と唇を近づけてきた、途端に
「今日はこっち向きです。」イヴァンネに反対側を向かされ、抱きつかれた。
「今日は私のものなんですから。」と、そのままキスされた。それもディープなやつ。
『イヴァンネ長い、長いから息が出来ないでしょ』
『今日は私の日なのに、スサンの方を先に向くご主人様が悪いのです。悪い子にはお仕置きが必要です。 だから、もっともっとです。』
暴走しているイヴァンネを離して、
「息ができないでしょ。」と、怒る。
「すみません。嬉しくって暴走しちゃいました。テヘ。」
「じゃあね、おやすみ。明日があるから今日は寝たいんだよ。」と、イヴァンネにおやすみのキスをしてから、反対側を向いて改めて、スサンにキスしておやすみを言う。
布団を上げて、寝ようとすると、
『ご主人様は意地悪です。一昨日は、スサンと乳繰りあっていたのに、私はしてくれない。』
『また今度ね。』
『ご主人様は本当に女に手を出さないのですね。折角胸を大きくして貰ったのに、触りももしないのは淋しいです。』
『無理矢理脂肪を入れたから、胸が張って痛いんじゃ無いの?』
『張っている感じはしますけど、痛くはないですよ。』
『張っている感じがするときは、触らない方がいいと思っているんだけどな。』
『はぐらかされている気がする。でも・・・分かった今日は諦める。』
「あ、そうだ。」と思い返した様にその場で寝返りを打ち俯せになり、
「ホームポジション」と宣言し、二人のパジャマズボンに手を入れる。
「えっ」と、二人の体が硬くなったので、
「突然触られるのはビックリするでしょ。二人ともまだまだ乙女なんだから、自分を大事にするんだよ。」と、一応、ご主人様の権限として少しなでなでしてから手を引っ込め、仰向けに戻る。
「では、改めておやすみ。」と言いながら、弁当箱に入れる物をぼーっと考えていたら意識を手放していた。




