80 彼女達の下準備3
「ふぅ。疲れる。」ミミリィに背中を洗ってもらいながら、ボソッと漏らしてしまった。
「『まあ、奴隷の価値を高める。』ということと、『私が一番と言ってくれたこと。』は、褒めてあげます。でも、こういう事は、フェリシア様やベルタよりも奴隷を大切にしているとか、奴隷が太郎様に大切にされることを当然と思い始めますので余りしない方が良いと思います。ちゃんと分をわきまえた対応をお願いします。」 ミミリィに怒られた。
「はい、明日の会議用だからね。まあ、許して。」
ミミリィの背中を洗い、シャンプー・リンスした後は、各自体を洗い、湯船に浸かる。
ミミリィはいつもの様に自分の隣に座り、思い出した様に尋ねる。
「あ、太郎様は明日の会議はどんなものか聞いていらっしゃるのですか。」
「全然。会議をした後食事会して、お客さんが泊まるってことだけだよ。」
「今回の名目は、閣下の快気祝の席となっています。来賓は彼女達の実家、父母となります。」
「え、そうなの。初めて聞いた。」
「快気祝という名目で、彼女達の状態、体調とか待遇とかの確認が本来の目的です。そうで無ければ態々普段使っていない別邸を会場にするなんてあり得ません。」
「そうか、じゃあ、彼女達が見違える程美しく、明るく生活しているっていうのは閣下にとってもいいことなんだね。」
「勿論です。多分明日の会議というのは、彼女達の現状把握後に引取の打ち合わせだと考えるのが普通です。そのあと、食事会での待遇次第では買戻しを宣言する場になる筈です。」
「あ、そうなんだ。そういう情報はもっと早くいってくれてもいいんだよ。」
「すみません、アンナリーナ様から聞いていると思っていましたので。」
「だから、彼女達の体を触ったりしても、あの程度であまり怒らなかったのね。」
「閣下の信望を高めると言うことでは、メイドとして許容の範囲です。妻としては、性奴隷という条件下でのみ許容の範囲です。」
「じゃ、エイラさんはやっぱりだめじゃないの。」
「エイラは、太郎様と別邸で一緒に居ますから余り邪険にすると、太郎様が困ることになると思いましたので一応許容範囲とします。ただ、エイラは太郎様が大好きですから、太郎様が手を出さない限りはという条件付きですが。」
「こんな美人の奥さん達がいるんだから、矢鱈手はださないよ。」
「そのことは疑っていませんから、安心してください。誰よりも大事な太郎様を私は信頼していいますから。」と、怖いことをしれっとミミリィが言う。まあ、疚しい事は多分無いからいいけど。
「じゃあ、上がってミミリィのマッサージをしたいんだけど。」
「はい、お願いします。ボディメイク?もしていただけるのですか。」
「僕は、ミミリィはそのままで十分魅力的だから必要性は感じ無いんだけど。」
「では、胸好きの太郎様が失望しない様に、太郎様好みに整えることだけお願いします。」
「う・・・ミミリィの大きな胸をブラ着けるまで頑張って支えてくれていたクーパー靱帯だけでも強化しておこうか。」
「はい、よろしくお願いします。クーパー靱帯が何かわかりませんが、胸が垂れなくなるのですね。」
「垂れにくくかな。」
「太郎様は意地悪です。」
ミミリィの手をとり、風呂を上がると、イヴァンネ、スサン、エイラさんがまだ残っていた。
「如何したの風邪ひいちゃうよ。」
「あ、ちょっと冷えて来たので、ご主人様達があがったら、湯船に浸かってから寝ようかと。あと、エイラ様が”やけ酒”を所望されていましたので、そのお付き合いさせていただこうと思いまして、ご主人様が上がるのを待ってました。」スサンがしれっと言う。君はさっき入ったから3回目だろう。
「はいはい。とっとと行ってきて。」と彼女達を浴室に追いやり、ミミリィにベビーローションを付けながらリンパマッサージをする。ショーツは穿いてもらった。足先からマッサージして行くと、いくつか滞っている場所はあったけど普段から動いているので、流れが悪い位で特に問題なし。ただ、肩こりは発生しているみたいなので、ベッドに座ってもらい痛くならない程度にツボ押ししてマッサージをした。
「どう、肩が軽くなった筈なんだけど。」
「はい、肩が軽いです。張りが無くなったのが分かります。」
「じゃ、次ぎちょっとおっぱいを触るよ。」とベッドに寝かせて、両手を豊満な胸に乗せ包む様にヒールを掛ける。
「体積や重さが変わる訳では無いからね。ただ、ちょっと高くなったとは思うけど。」
と、ミミリィを起こしながら告げ、一応ワンサイズカップの大きい、3/4ブラを出し着けさせる。
「はい、重さは同じ感じですけど、見た目大きくなってる様に見えます。」
「ブラの形もあるから一概には言えないけど、これからは今までのフルカップはキツく感じるかも知れない。そうしたら言って、これと同じサイズのものを出すから。」
「はい、分かりました。今日は触らない方がいいんですね。」
「うん、そうだね。問題は無いはずだけど休ませてあげたら。」
「でしたら、今晩はエイラの”やけ酒”に付き合ってあげたいと思うのですが。よろしいでしょうか。」
「いいよ、ミミリィの部屋の方が広いから愚痴を聞いてあげて。お酒は何がいいかな。」
「折角ですから、グンマーの、そうですね甘いのがいいです。」
「じゃあ、グンマー産発泡梅酒の淡○と、色が綺麗な紅○かな、あとつまみもあるといいよね。東○酪連のカマンベールと福○ジャーキーがあったと思うから用意するよ。」
「ありがとうございます。」
髪を拭き上げてから乾かし、スプレーして梳く間、ミミリィは何か考えているようだった。
梳き終わる頃になって、エイラさん達が風呂から上がって来たので、ミミリィもエイラに付き合う事を告げると、
「でしたら、私は今晩ご主人様のお世話をさせていただきます。ミミリィ奥様はエイラ様の愚痴を”一晩”対応をお願いしたします。」と、イヴァンネがシレッと宣言する。
「と、いうことでしたら、私もご主人様のお世話をさせていただきます。私達よりもミミリィ奥様の方が気兼ねなく”やけ酒”を呷れるかと思います。」スサンまで言うか。
「そう、それならお願いするわ。エイラ、太郎様が美味しいお酒を用意して下さるから、愚痴を聞いてあげるわよ。」
「ありがとう。」エイラさんは服を着るとミミリィと部屋に出て行った。




