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53 二人だけの時間4

 パジャマ姿のまま、テーブルについていて、アイテムボックスからおきりこみ鍋と、イモサラ等を出す。それとは別に、鍋を出して水魔法でお湯を満たし、アイテムボックスから花一○純米酒(ベルタの場合飲み過ぎると危ないので、4合瓶にする。)を沈める。


「じゃ食べますかね。」と、おきりこみをよそう。


「いただきます。」


「はい、いただきます。」

 ベルタは箸が使えないので、竹フォークだよ。ちょっと食べにくそう。


「やっぱり美味しいです。優しい味ですね。タロー様みたいですね。」


「つみっこと同じだけどね。レパートリーがすくないから、段々新しいメニューが無くなるよ。適当に回すけど。」


「私もすこしは作れますから、お手伝いします。エイラは料理得意ですから、言えば遣ってくれますよ。」


「そうだね、明日の朝はあの二人に頼んだから、朝食ができるまでここでぬくぬくもいいね。」


「そうですよね。今日は寝坊しちゃったから、明日は早く起きようと思うけれど、タロー様の隣だと熟睡しちゃうそうです。」


「じゃ、ちょっと飲むかい?」といい、沈んでいる○一匁を取り出し、ベルタに勧める。


「今日はちょっとなら飲んでいいよ。女の子は飲み過ぎを測ることも大事だよ。」


「え、なんでですか。」


「美味しいからって飲んじゃうとこの前みたいに、記憶なくしちゃうでしょ。それに、例えば襲われても抵抗できなくなっちゃうじゃない。ベルタが一人の女だけで有るならベルタがしでかしたことだから、ベルタだけの責任だけどね。今のベルタは僕の第三夫人だから正体無くして誰かに襲われて、”タロー様”って泣きついても僕はどうしようも出来ないでしょ。ベルタが望むなら構わないけど、嫌だと思うなら自分の限度は知って置くべきだよ。」


「分かりました。自分の限界は分かる様にします。 で、今日はタロー様が全責任を取って下さるのですね。」


「他に誰が居るの?」


「居ません。私の旦那様ですから。」


「では、乾杯。無理なら飲み干さなくていいからね。」

 乾杯か、飲み会で良くやられてよね。「俺の酒が飲めないのか」って、オヤジの頃の話かと思ってたら、自分にもあったな、「未成年ですから」と言い続けてた頃は問題無かったけど、誕生日過ぎたら「私の酒が飲めないの?」を拒めないのは、職場カーストの底辺だったからかな。

 ま、オヤジみたいに、ウイスキーをコップに注がれ、「こんなの濃すぎて飲めませんよ!」と抗議したたら「悪かったな、じゃあ薄めるやるよ。」と、ビールをなみなみと注がれ、「ほら、薄めたぞ飲め」と脅されなかっただけまともかも。

 それに、「広瀬川ゴメン」と言いながら厩橋の上でゲロゲロしていたのも思い出か。誕生日祝いって言って飲ませるなよな。先輩達(自称女子:自分の年齢は絶対教えないくせに。)

 そんな事を、ぼーっと思っていたら、


「タロー様如何しました?」という、ベルタの声にふと我に返る。


「酷いですよ、私との時間中にぼーっとするなんて。もしかして他の女のこと考えていたんですか、エレオノーラとかエレオノーラとかエレオノーラとか。エイラには勝てるからいいけど。」


「いや、グンマーに居た頃のこと。って言っても数日前まで居たんだけどね。お酒をいっぱい飲まされたな~。って思い出していたんだよ。」


「タロー様でもお酒でつぶれる事があるのですね。」


「あるよ。そんなには強くない。」


「じゃ、タロー様も飲み過ぎないでくださいね。」


「程々にしておきます。酔って記憶がなくなったりしたくないからね。」

 そんなたわいない話をしながら、初めてのベルタと過ごす二人だけの夕食時間が過ぎた。




「さて、そろそろ寝ますか。」


「はい。よろしくお願いします。」

 ベルタをお姫様だっこして寝室に運ぶ。


 そのままベッドに降ろし、ゴソゴソと布団に潜り込んでベルタを腕枕する。

「じゃ、おやすみなさい。」と、腕枕をしたベルタの髪を撫でる。


「はい、おやすみなさい。 って、このまま寝ちゃうんですか。」


「そうだよ。 おやすみ。」と、ベルタの髪を撫で続ける。


「タロー様は本当に何もしない気なんですか。」


「駄目?」


「やっぱりミミリィやエレオノーラみたいじゃないと、興味がないんですね。私なんか・・子供扱いなんですね。大人なのに。 一人の大人としては見てくれないんですね。」

と、ベルタが涙ぐんで胸に顔を押しつけてくる。

なんか、夕べもこんなことが合ったような気がしてきた。


「そういうことではないんだけど。」


「じゃ、どういうことなんですか。」


「本当に、僕でいいの。ベルタの人生これから先とっても長いよ。あと一年考えてからの方がいいんじゃ無いかな。後悔しない?。」


「後悔するようなら、ここにいません。エレオノーラに代わってもらっています。」


「まあ、そうなんだろうけど。」


「本当に、第三夫人なんていうのでいいの?。唯一の人を見つけた方がいいのではないかなというの考えが拭えないんだよ。」


「第三夫人は納得していますから、何も問題ありません。私はタロー様と一緒に生きる事にしたんですから、タロー様も腹を括って下さい。そんな言われ方をされる方が嫌です。」


「後悔しないね。」


「はい。ずっと側にいたいです。」と、言うとパジャマを脱いで体をかぶせてきたので、そのまま、ベルタを抱きしめてキスして、スキル:沈静起動。

 そのまま、ベルタは意識を手放した。


 この世界だと成人かも知れないけど、元世界だと高校生だよな。女子は16歳で結婚できるし、結婚したら成人扱いではあるけど、やっぱり犯罪行為だよね・・・・。流石にそんな事出来ないよ。





 朝、圧迫感を感じて目を覚ましたら、ベルタが掛布団になっていた。言葉に出せないけどちょっと重い。一昨日、フェリシアにも同じことされてたな。


 降ろそうとしたら、ベルタが目をさまし、そのまま唇を重ねてきた。

「おはようございます。目覚めのチュー いただきました。」


「おはよう。 よく眠れた。」


「はい、とっても安心して眠れました。 とってもすっきりです。

 でも、私夕べのことよく覚えていないんです。裸になってタロー様に抱きついた所で記憶が切れてます。」


「それは良かった。刺激が強すぎて記憶から消えちゃったんじゃない。」と、横に降ろしながら髪を撫でる。自然に自然に不自然にならない様に・・・。


「タロー様、髪を撫でるのは子供扱いしているからじゃないですよね。」


「あまり考えていない。そうしたいからかな。」


「なら、いいです。 あと、タロー様、痛くないんですけど何かしましたか。」


「あ、バレた?。寝てるうちにヒール掛けて、クリーンもしておきました。」キリィ。


「タロー様はやっぱりバカですね。」


「うん、ミミリィにも言われた。」


「ここで他の女のことは言わないの。今此所では私だけのタロー様なんだから。」


「はいはい。まだ早いからもう少し寝ようね。」


「はい」と、自分の腕を抱き枕にベルタが幸せそうに寝息を立て始めた。

 ので、そっと腕を外し、穿かせたショーツをベルタの物と替え、桐箱に入れアイテムボックスにしまう。そーっと元にもどる。(替えておかないと何もしていない事がバレる。)が


「何してたんですか。」しっかりバレてる。


「いや、汚れた下着を替えただけだよ。血が付いてると不衛生でしょ。」


「ふーん。不衛生なものを桐箱にいれるんですか? 洗濯かゴミ箱でしょ。」


「ごめんなさい。嘘をついていました。記念に取って置こうとしまいました。」


「他の女にもするの。」ベルタの声が冷たい。


「他の女って言ってもミミリィだけだし。他にはいないから。」


「それって、「俺がやったぜ!」みたいなノリですか?。」軽蔑しきった眼差しが痛い。


「いや、それよりも自分がしたことの責任を忘れないためかな。箱の分だけ人生を預かっているってことだからね。」


「で、本音は」視線が突き刺さるんですけど・・・。


「はい、「俺の女だぜい。」が正しいです。でも、人生を預かっているという思いは嘘じゃ無いよ。」何もなかった事がバレたら、また大泣きされちゃうじゃん。


「正直でよろしい。」と、ベルタに笑われた。年下のくせに。


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