47 個人面接
同じ道を辿り別邸に着いたのは、まだお昼にはちょっと早い時間だった。
階段を上り浴室に直行する。お湯は行く前に入れて置いたから大丈夫。脱衣所に入ってもそのまま突っ立っているエレオノーラさんの服を脱がせ全裸にしたあと、自分も服を脱ぎ手を引いて浴室に入り、動きのないエレオノーラさんをイスに座らせる。
エレオノーラさんもミミリィに劣らないくらい、スタイルがいいんだよね。これで王都のエリート校主席って、天は二物も三物も与えてるよね。
ただ、綺麗で整っていてなんか芸術的な人形って感じで下卑た感情が沸いてこないのが、ちょっと・・・複雑。 ちゃんと自制を前面に押し出して圧勝しているんだよ!
「お湯を掛けます。これから全身を洗います。いいですか。」と頭と、ちょっと赤味を感じた顔で頷いた。
いつもどおり、シャンプー&リンスをした後、ゴシゴシタオルで丁寧に全身を洗う。今日はまだ、一部の制御は手放さずに済んでいるみたいだった。
洗い終わった後で自分の身体を洗い、背中を洗ってもらえるか聞いたら、頷いてくれたので洗ってもらった。
二人で湯船に浸かる。いま、何かをしようとは思っていないので、適当な距離を保ち寛ぐ。昼から風呂の極楽気分に浸りながら暖まったかなとエレオノーラさんの方をみるとほのかに赤味を増して段々現実の美少女って感じがしてきて、強い意志を持たないと欲望に走りそう。煩悩退散! 自制心頑張れ!
「そろそろ出ますよ。」と、声をかけ、エレオノーラさんの手をとり脱衣所に移動して、エレオノーラさんにバスタオル渡し自分で拭いてもらう。頷くが動きは緩慢だった。
自分もバスタオルで拭き腰に巻き、エレオノーラさんの髪をタオルで巻いたあと、ショーツを穿かせ、「こっちに来て。」とマッサージベッドに寝かせる。
全身を探知と鑑定するためだけだからね。いかがわしマッサージじゃないよ。。
「ごめんね、一応商品だから、検品確認するよ。問題があれは早めに対応するから。」
と、言い訳にもならない事をいい全身を隅々まで確認。心音確認のため胸に耳を当てたりはしたが、先端をツンツンとかネジネジとかモミモミとか一部を集中的にナデナデとは誓ってしていない。
身体症状はなし、栄養不良からか手足の先端は冷え気味であるが問題は無いみたい。ただ、心労からか胃が荒れている感じと、十分な栄養が取れていなかったのか肌のハリが弱い事、食事量も少なかったのか便秘気味で可哀想な感じがした。
うつぶせになってもらい、探知と鑑定を続ける。脊椎湾曲もなく綺麗な背中だった。全身に痣や傷はなく酷いことはされていないことが分かったので、他の子も酷い扱いは受けていない、多分大丈夫だろうと推測した。
再度、仰向けにしてお腹を撫でる。探知で探した便通のツボをちょっと押してみると、ちょっと表情に変化があり、撫でてるお腹が動き出した感じがしたので、お姫様だっこしてトイレに連れて行き「使い方を教えるから、出たら教えて」と言い、ドアを閉める。
外で待っていると、トイレのドアをノックする音がしたので開け、「ごめんね、左側にある緑△ボタンを押して。」と言うと、緩慢な動きでエレオノーラさんがボタンを押す。「ヒェ。」と言う小さな声が聞こえた。エレオノーラさんの声を初めて聞いた気がする。
「位置がずれてたらお尻を動かしてね。洗い終わったかなと思ったら、黒■ボタンを押すと止まるよ。そうしたら、赤◎ボタンを押して。温かい風が出て乾かすからね。乾いたらもう一度黒■ボタンを押すと止まるのでお終い。終わったら出てきてね。」
トイレの外で待つと、胸を手で押さえたエレオノーラさんが出てきた。(羞恥で少し感情が出てきたかな。)
マッサージベッドに戻り、座らせ(スポブラなのであまり必要ないが)胸囲を測らせてもらう。
「これから、貴方の下着を決めます。サイズが身体に合ったもの付けてもらいます。うちは女性が多いので洗濯物が区別が付かないと大変だと思うので、名前を書いてもらうことにします。」と、バックパックから出す振りをしてアイテムボックスから昨日ミミリィと選びポチったグレーの下着を出して渡し、ブラの着け方を教えながら着ける。ショーツも改めて穿き替えさせる。
Tシャツを着せ、メイド服に着替えさせた頃には自分が冷えてきたので服を着る。
エレオノーラをマッサージベッドに座らせ、風魔法と火魔法起動したドライヤーで髪を乾かし、丁寧に梳かす。
「どうですか、本来の君の姿に近づいた?」と鏡を見せ聞いてみると、すこしハニカム様に頷いた。
「では、リビングで話したいので着いてきて。」
コタツに入っていてもらい、「お茶を淹れましょう。ちょっと待ってね。」と伝え、厨房で紅茶の用意をっと、お茶菓子は・・やっぱりハ○ダのラスクだよね。煎茶なら焼きまんじゅうでもいいけど、味噌文化がないこっちの世界ではハードルが高いよね。
お湯を沸かしお茶の用意をして、ネット通販でラスクをポチってからリビングに戻る。「お待たせ。」お茶を淹れ、エレオノーラさんの前に出す。コタツに紅茶はちょっとミスマッチかな。
「君の口に合うかな。美味しいかどうかは好みだから分からないけど、まぁ飲んで。 ラスクも美味しいよ。」
お茶を飲み、少し落ち着いたかなというところで、
「では、本題に入るよ。」
エレオノーラさんが、頷く。
「先ず。自己紹介。僕は間橋太郎。太郎が名前で間橋が姓です。 君は、エレオノーラさんで良いね。」
エレオノーラさんが小さく頷く。
「声に出してくれると嬉しいな。」
「はい。」消えそうな声で答える。
「今回、僕は貴方方を性奴隷として購入しました。分かりますか。」
「はい。」
「いま、貴方には二つの選択肢があります。
一つは僕の性奴隷として自分を買い取るまで働くこと。
もう一つは、僕の性奴隷を拒否して転売されること。売却先は娼館か貴族・大商人といった部類になると思う。元王子の婚約者という肩書きがあれば引く手あまただからね、と言っても多くの男に身体を売るだけだけど。
で、僕としては僕の性奴隷として働いて、早く買い戻して自活してもらいたいと考えていますが、貴方の意思を尊重したいと思っています。
まあ、君が僕の期待に添えない状況だったら、君の意思とは関係無く転売するけど。
このままでは判断できないだろうから、奴隷紋で制限されている「感情鈍麻」を解除するから、考えて。
ただ、ここで「感情鈍麻」を解くと今まで押さえられていた感情が爆発する可能性があるのだけど、押えられる?」
「はい。」
「では、無効化するよ。」 と、エレオノーラの後ろに立ち、奴隷紋に触れながら、スキル奴隷商人起動:奴隷紋操作・感情鈍麻解除。
「あ、う。うぅ。」エレオノーラさんがうめき声を出す。
「大丈夫?」
「あ、はい、ちょっと時間を頂けますか。」
エレオノーラさんの目が死んだ魚の目では無くなった。
お茶を飲みながら待つ。
「ありがとうございました。もう大丈夫です。」
「流石だね。」
「お待たせいたしました。エレオノーラと申します。ご主人様。」
「はい、間橋太郎です。 今までの話は聞いて頂いていますね。」
「はい、お話は聞いておりましたし理解もしています。
突然裸にされたり、混浴させられたり、全身隈無く撫でられたり、匂いを嗅がれたり、とても口に出して言えない事をされたり、身体を測られたりしたこともちゃんと覚えています。貴族令嬢としては筆舌に尽くし難い辱めを受けましたが、性奴隷としては理解いたします。しかし、性奴隷とはいえトイレを覗くはいい趣味ではありませんね。」
「あ、大変失礼しました。でも、匂いを嗅いだり、とても口に出していえない様な事はしていないつもりなんだけど。」
「ご主人様の性奴隷かどうかですね。第1の選択肢以外に選択肢があるのですか。」
質問には答える気が更々無いのか、本当に奴隷紋有効なのか?
「一応、第2の選択肢があるよ。それを選択してくれると僕的には利ザヤが稼げるんだけど。一応、貴重な貴方の処女は頂いてから(へへへと下卑た笑い!)になるから、僕的には不利益はないんだけど。」
「だからですよ。私に選択肢が委ねられるなら、娼館に私を性奴隷として売るような者に利益を与える事などあり得ません。」
「嫌われちゃいましたね。」
「そうですよ、もう離しませんよ。」
「え、どうしてですか。繋がらないような気が。」
「性奴隷を人として扱って下さるご主人様など他にいる筈など無いですから。」
「ただの下衆ですよ。買ったばかりの貴方を裸にひん剥いたじゃないですか。」
「臭い始めた私を綺麗にしてくれるためですよね。匂いを嗅いだのも。」
「裸にして、身体全体をなで回したよ。」
「身体的に異常があるか確認しただけですね。あんなことしたのも目視できない処を確認するためでしょ。」だからどんなこと、あんなことなんて言われることしてないって!
「トイレを覗きましたよ。」
「トイレの使い方を教えるのと、便秘を治したのを確認するためでしょ。」
「胸のサイズを測りましたよ。」
「下着のサイズを合わせるためでしょ。いまのところご主人様から酷いことはされていませんよ。転売すると言う発言以外は。」
「転売は酷いですか。」
「娼館で陵辱されるだけの日々を送ることになるのですからね。正気を保っていられるかも疑問です。ご主人様は少なくとも私に暴力を振るうとか、人形を弄ぶといった事は嫌いなようですから、それよりもはるかに安全ですよね。
もしご主人様がただの変態だったら、私は浴室に入った途端に人形のまま辱めを受けていたでしょうし、この様な新しいメイド服を与えられることもない筈ですから。」
「いやいや、単に「据え膳も食わないヘタレ」と言われ続けているだけですから。」
「それって「とっても安全です」て自白しているのと同じでは?」
「いえ、食べる時は食べますよ、昨日食べたばかりだし。」
「じゃ、今日は大丈夫でしょ。」
「いえ、今日も食欲が無いわけではないですよ。なんか、ご主人様と言う割には、敬っている気配がないのですが。」
「貶すことは禁じられていますが、ご主人様を敬わないって性奴隷の特権じゃないですか。」
「わかりました。それで、選択肢はどちらを選びますか。」
「ご主人様の性奴隷を選びます。」
「あ、一応、性奴隷と言っても夜の仕事だけでは無く、食物屋と物販をする予定なので、メイド兼店員兼下着モデル兼性奴隷ですよ。ガンガン働いてもらいますよ。添い寝は当番制のつもりなので、一月に2~3回くらいだと思います。
僕から積極的に行為を強要することはあまりないと思いたいですが身体を触ったりはするし、添い寝は全裸を求めたりもしますよ。
それに、今まで料理なんてしてことないでしょうけど、メイドですから当番で食事も作ってもらいますよ。いいんですか。
それから、一応、奴隷だからね僕の命令には絶対服従してもらうし、分はわきまえてもらうよ。」
「構いません。太郎様の、ご主人様の性奴隷でいさせてください。」
「あ、はい。よろしくお願いします。」
「なんか、弱気ですね。ご主人様。」と、悪戯な笑顔で微笑まれた。
基本的にコミュ障の主人公が女性と面と向かって会話するというのは不得意です。
ですのでいかに知力が高くても、コミュニケーション能力の高いエレオノーラに口で勝てる要素はありません。




