35 新居改装
ミミリィとフェリシアの荷物を1階大広間に運び込む。スキー旅行に行った時みたいだ、子供の頃は、よく日帰りで連れて行ってもらったな。たまに泊まりがあると、朝着いて荷物だけ大広間においてスキーして、帰ってきたら部屋に運び込む。何か懐かしいな。
ちょっと遠かったけど、パル○ール嬬恋のロングコースが好きだったな。グンマーに居れば近いところなら1時間ちょいでスキー場まで行けたのに、この世界でスキーは出来ないんだろうな。あ、歩くスキーならできるかも。
あ、ちなみに自分はスキー派、スノボは試しにやって膝を何回も打ったり、頭を打ったりしたから嫌い。親には「運動神経が無いだけ」ともいわれた。ほっとけ。
新居のイメージは、店舗併用邸宅?
構想としては、1階東側食物屋と西側物販、2階東側厨房と食堂、南側を客室、西側浴室とかリビング、3階西側を自分の執務室と私室寝室、東側に正夫人部屋をいくつか、4階使用人部屋という構成を予定している。
そのため、玄関エントランスは壁を立て、店舗と居住区を分ける。南側玄関を入ると壁(笑)一応、住居用のドアは付けておく。右側が食物屋、左側は会員制の物販。(店名は書かず、ただ『会員制』って看板掛けたいな、なんか格好いい感じ。物販は女性用下着とか化粧品などにすれば、アンナリーナ様が勝手に営業してくれる様な気がする。)。
北側にはお客様対応様の応接室と会議室を作る。貴族のお客さんは馬車で来て、裏口(本来の正面)から入ると直に、応接室・会議室となる様にした。
居住区は基本土足禁止にして、階段前に下駄箱をおいて、靴は脱いでもらう。スリッパは用意した方がいいのだろうな。
二階階段を上がると、東側は北側厨房、南側食堂にするので今の厨房を広げて、食堂と直結する。南側中央にベッドが2つ置ける客室。西側はお風呂を広げ、脱衣所も広く取る。南側には、一段高くしてカーペット敷にして、掘りごたつのリビングにする、気分は日帰り温泉大広間。本当は畳がいいんだけどこの世界では無理だからね。
三階は自分の執務室と私室、寝室。大きめのカーペット敷リビング。西側には各夫人の私室と、事務室を配置した。4階は使用人の部屋にして談話室も作っておく。
と、いうことで、各部屋にある家具・什器をアイテムボックスにどんどん仕舞う。盗んでいるわけんじゃないぞ。
それから、リフォーム。土魔法と物質精錬で改装してみたが、構想がてんこ盛り過ぎて水周りの配置や通し柱の配置を調整したりして、試行錯誤を繰り返し、結局三時間位掛かってしまった。
その間、ミミリィは唖然として見ているだけだったけど。
リフォームが終わり、3階の部屋を西側の執務室、自分の私室、寝室は問題ないが、東側に夫人達の私室を6部屋作ったので割り振りを確認する。
「こっち側から、フェリシア、ミミリィの順でいいかな」
「異論はありませんが、なぜ6部屋もあるのですか。まだ女を囲む気なのですか。」
「いや、一応ベルタちゃんの部屋はポーズだとしても用意しないとかな?と思うし、一応子供が出来た時の為の個室を各1部屋・・・。」
「子供が出来る様になったら、旧本館に移れば良いのです。店舗を兼ねている本館で子供が遊ばない様に子供部屋は必要ありません。」
「6部屋は多すぎますか。予備部屋は駄目ですか。」
「駄目と言ってもスヴェアが住み着くでしょうから諦めます。でも、余り増やさないで下さい。」
「努力します。それから、お風呂は大浴場一つだけだけどいいかな。僕以外は皆女性で、男は僕だけの予定なので分けなくてもいいと思っているんだけど。」
「家族だけなら問題はありません。」
「一応、家族と使用人だけ予定だよ。多分、使用人は性奴隷になるけど。ただ、将来的には、子供達の配偶者なんかも増えるから、男女別に作り直しかもしれないけど。」
「性奴隷ですか。 そうですね、太郎様は秘密が多すぎますから経済奴隷にして、産業スパイをされたり、私達が男の奴隷に襲われることを気にするよりも、性奴隷、女性ですよね?の方が安心ですし情報漏洩の可能性は低いですね。身も心も太郎様の物にしてしまえばいいのですから。」女性に決まっているでしょ!そういう趣味はありません。
「なんか、怖いこといってませんか。 そうなんですよね、ミミリィもフェリシアも僕的には元世界では手が届かない位の美人だから、他の男と一つ屋根の下はちょっと心配なんだよね。(君たちは気づいてないかも知れないけど、人生捨ててもいい位綺麗なんだよ。)
だから、使用人は全員女性にしたいんだ。で、経済奴隷よりも性奴隷の方が不幸な人が多いと思うのでそちらを優先しようかなと。」
「そうですね、太郎様に恩義を感じてくれれば、情報漏洩の可能性も下がるかも知れません。ただ、経済的理由だと「売れる情報」を得られるので、「情報を買われる」可能性もあるので、人選はしっかりしてくださいね。」
「はい、よく考えて人選します。」頑張ってみるけど、ミミリィはコミュ障童貞の自分に人を見る目があると思っているところが怖い。
フェリシアの荷物を南の部屋に、ミミリィの荷物を次の部屋に仕舞い、本邸に帰ることにした。
「あ、その前にトイレを確認して。ちょっと違うから。 使えば分かるけど。」
一応、テンプレどおり洗浄便座を装備した。改装中にポチって、屋根に太陽光発電と充電池を数セット買って各部屋に配線してあるから電気は大丈夫。ただ、容量に難があるので昼間はともかく夜はちょっと厳しいから暖房便座はなし。洗浄便座の制御(勿論お湯は出るよ)だけにした。雨の日が続くと充電出来ないのは後で何か考えよう。
スカートで見えないからといい、座らせて使用させてみる。流石にしている所を見るのは可哀想なので、終わったら呼んでとドアを閉める。
「おわりました」とミミリィさんの囁く声が聞こえたのでドアを開けて、ミミリィさん顔が赤い。変態モードに入っていたことに気づき反省する。
「あ、あゴメン。 で、終わったら、おしっこの時は青△ボタン、お尻のときは緑△ボタンを押して、そうすると温水が出て洗ってくれるから。」
「え、え、ひえ。 ビックリしました。」
「洗い終わったかなと思ったら隣の黒■ボタンを押すと止まるよ。そうしたら、赤◎ボタンを押して。温かい風が出て乾かすからね。乾いたらもう一度黒■ボタンを押すと止まるのでお終い。」
「あ、はい。ありがとうございます。分かりましたので、できれればここから出て頂けると嬉しいのですが。」
「あ、あゴメン。直ぐ出ます。」
ドアの外で待っていると、ミミリィさんが出てきた。
「とても気持ちいいです。ありがとうございます。でも、女の子のトイレに入って来るのはデリカシーがないですよ。太郎様以外の者でしたら、悲鳴を上げてしまうところです。」
「はい、反省します。」
ミミリィは御者、隣は自分、馬車は空で、本邸に戻る。帰り際、別館の前を通ったが、さほど傍目に外観に変化は無かったので、突然のリフォームにも誰も気づかないだろう。
屋根瓦の上に黒い板が並んでいるけど、4階建て建物の屋根なんて、誰も気づかないよね。
本邸に戻り、馬車を伯爵家に返す。
ミミリィは着替えに自室に戻ったので、その間食堂でメイドさんにお茶を入れてもらいぼーっとする。
元世界に居るときは、この「ぼーっとする」時間がいっぱい有ったのに、この世界にきてから何か忙しい感じがするな。
大体、仕事から定時に帰って、アパートで一人夕食・風呂・寝るだけの生活だったし、土日は何もすることもなく、ネット見てぼーっとしてたもんね。 友達? 皆トーキョーの大学に行っちゃったよ。働いているの自分くらいだしね。高校ではグンマーガラパゴスの別学じゃない「共学!」で普通に隣の席が女子だって出来ないものはできないんだよ、コミュ障に期待しないでよ。 って、誰に言ってんだ自分。
まだここに来て4日目なのに、いろんな事がありすぎ。頭の容量超えないのは、知力20,000(冗談)の力か。でもやっぱり生身の人間には疲れるぞ。
着替えが終わりミミリィが戻ってきた。今日は濃紺のチュニックワンピース。メイド姿も美人だけど、相変わらず私服もやっぱり美人だわ。元世界では自分の隣にいるなんてこと想像できないよな。本当にここに来てよかったかも。
「お待たせしました。では、行きましょう。」と、ミミリィが腕を絡めてくる。
「そうですね。行きましょう。」と、平然を装い本邸を出る。
ミミリィは言語虚実でテンパってる事が分かっているのだろうけど、和やかに微笑んだだけだった。
グンマーはスキー場が沢山あります。水上方面、嬬恋方面、片品方面、そした今も赤城山にもあるんですよ。バブル全盛期にはもっと有ったそうですが、いくつかは休業(廃業?)してしまってます。
グンマーの山道でも30年位前はスキー場に向かう車で大渋滞だったらしいです。
いまはそうでも無いですけどね。
それから、歴史を紐解けば、ワカサギ釣りとスケートしかないと思われている榛名山だってスキー場が有りました。
それから、当然太陽発電の充電池はグンマー産GSユアサの鉛蓄電池ですよ。




