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290 東雲さん4

更新出来ましたが・・・月一更新になってしまってます。

 クラガノ城近くまで転移したけど、まだ陽も高かったので、独りジェットストリームアタックせずにまったり歩いて帰る。


 整備されつつある土地区画を眺めていたら、あれ? 単位あたりのカロリーって小麦は米より低くなかったっけ?。一世帯で60aは厳しいかな・・・。働けど働けど我が暮らし楽にならずになちゃうかな?。せっかく移住してきてくれたのに生活苦で出て行っちゃったら困る・・・・。

 世帯人数で調整するか? まあいいや。 農業担当(元農業神だからね。)が考えてくれるでしょ。

 

 てくてくと歩いて、陽が沈む前には入城し、自室に直行。引きこもる。

 SNSで東雲さんと本当に連絡ができるのか確認メッセージを送ってみたら、時差なく既読が付き、返信もあったよ。

 やりとりは~ 個人のヒミツだから教えてあげないよ!。 って、二人とも今日の出来事の実感がないので「細かい話はまた後で」という生存確認だけだよ。


 今の状態じゃ、これからの事とか伝えられる内容がないから、まあ仕方ない。

 わるかったね。こういうの不得意なんだよ。コミュ障にはSNSだって事務連絡くらいしか出来ないんだよ。ふん。



 そんなに長い時間引き籠もっていた訳じゃないのに、『何時まで引きこもっているよ!』という声で現実に戻された。


『うん? 何か用?』


『そろそろ夕食の時間よ。 何か隠し事? それとも~ 何かショックなことでもあった?』


『特にないよ。』


『なに? ないの? 元カノが次元を超えて会いに来てくれたのに?

 もう逢えないと思っていた元カノが会いに来てくれたのが嬉しくって、忘れられなくて独りで部屋に籠もって、○○○とか?

 きゃー 太郎ちゃん欲求不満』


『ちがうよ。』(冷静な対応)


『そもそも、本を正せば原因はイヴァンネ、君の失敗隠蔽なんだからね。』


『それは深く反省してるわよ。太郎ちゃんには性奴隷として一生懸命ご奉仕しているわよ。ね、女神にご奉仕されてるなんてあり得ないことなんだからね!。

 でもねもし、太郎ちゃんが転移していなかったら、太郎ちゃんの可愛い可愛い夫人達が「どんな目に遭っていたか」って考えてもらえれば、OKでしょ?』


『結果としてはそうだけど、それで全てが帳消しにはなんないでしょ。』


『だから、私が太郎ちゃんの性奴隷でいるんだから。 ね。(扱い雑になってきて、最近冷たいけど。飽きられちゃったのかな。えーん。太郎ちゃんが虐める)』

 嘘泣き・・・


『・・・・。 それはちょっと違うかな。』


『でも、嫌じゃないでしょ。(ほれほれ)

 この世界の美女をたくさん囲って侍らせているのに、まだ不満があるの?

 要求レベルが高いのね~。』


『そういうことではないんだけどね。』


『彼女だって、太郎ちゃんが転移してから今日初めて太郎ちゃんの不在を思い出したのでしょ?

なら、そんなに負担ではないんじゃない?』


『記憶は消されていても、なんか違和感をずっと抱えていたみたいだからね。「ルードヴィグ様が”違和感が残る人がいるかも”とは言っていたけど、言外に”期待しないでね~。”って明らかに匂わせていたから、まあそういうことなんだろうなと思っていた。

 そうしたら、孝子は兎も角、東雲さんも違和感を感じてくれていたのが一寸嬉しいかった。そのくらい気にしてくれていたなんてね。

 確かに転移前、東雲さんからは退院したら「一緒に何処かに出かけたい」って言われていたし、「もしかしたらこれはデート?デートだよね?。その先も継続できるかな~。」と儚い期待は持ってみたけど(相思相愛と言うことになっていたし)、でもやっぱり将来のこととか考えると「自分で本当にいいのかな?」っていう疑問は拭えなかったし、それにうだつの上がらない自分よりは、もっといい人がいるんだろうと思っていたのも事実だからね。

 東雲さんに対する罪悪感が・・・』


『もう、時間は戻らないの。前のことはどうにもならないんだから、前を向きましょ前を! ね?』


『イヴァンネに言われたくはないが、まあそうだね。』


『東雲さんのことは神様達の対応に任せるしかないし、当座、連絡が取れる状態には進歩したからね。 これで満足するしないと自分に言い聞かせている。』


『あっ、そ。 じゃあご飯よ。早く来て。』  変わり身ハヤ







 夕食はみんなで食べる。


 夕食はメイドさん達が作ってくれているので、自分が手を出すことなくなっちゃったんだよ。第二期夫人達も業務(夫人としての行政事務補助(行政組織の確立のための準備)とか、師団の後方業務も兼務している。)の合間に、厨房に入ってい勉強しているらしい。

 元は王族だったり高位貴族令嬢だから家事なんてしたことなかったけど、入隊後は必要に迫られ少しはしたらしい。それでも本格的な料理を習うのは初めてと言っていた。

 エステルグリーン侯爵領邸からのメイドさん達は王都領邸のシェフから料理方法とか引き継いで赴任して来ているから、大体の料理はできるので、それを夫人達に料理講義もしているみたい。(移動中の空き時間に講義してたらしい。)

 基本的な食材は師団と同じ保存食なんだけど、それだけだとやっぱり淋しいので、その他にポチった食材を提供してあるからそれなりの料理にはなっていて、毎日おいしいくいただいてます。



 で、夕食後は日々のお勤めの時間となるので、ルーティンワークとしてまずはお風呂に入って、その後のお勤めは「彼女達のお勤め」なのか「自分がお勤め」なのかしっくりこないけどまあ、へへ? 役得?(と言うことにしている。)

 でもな、東雲さんが会いに来てくれた日のウチに、他の女性と・・・。まあ夫人とはいえ今日の当番は・・・第十八夫人 リネーア=バックルンド  ヴィリヴァ国 第四王女様なんだよね。

  第二期夫人の中でも一番政略結婚に近いと思われる人・・・。 

竹卓太です。

最近、冬が近づいているのが、風の音で分かります。グンマーですかね~。

先日北毛方面に向かう途中、紅葉(今年は茶色っぽかったかな)しているなかで、最大山「雙林寺」さん(のはず)の銀杏の木(多分銀杏)だけが、燦然と黄色く色づいていて印象的でした。

(今はもう葉が落ちちゃってると思うけど)



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