大異世界時代
異世界の門が地球の日本各地に繋がった、人々は友好な関係を築き、互いの貿易が開始される。そんな中、能天気な若者たちは「勇者になりたい」と次々に口走り行動に移す。
人々は夢と希望と野心を胸に冒険に出る、世はまさに。大異世界時代。
5年後。
5年と言えば、中学生は高校生へ進級してしまえるぐらいには月日が流れている。大量に異世界に流れ込んできた、日本製勇者たちの冒険はひとまず落ち着き。初心者、中級者、上級者の勇者がピラミッド型に形成された。
ここに勇者学校の教師を目指していた男、天上院学が居るのだが。彼は先程教員試験に不合格になったばかりである。
何故、異世界の危機を救ったのに採用されなかったのか? それはその受けた学校がEXステージである『終わり市』にあり最高難易度の学校だったからだ。ここでは数多の異世界を3回以上救っていないと教師には成れない。
何故なら1回異世界を救っている程度なら生徒レベルだからだ。桁外れの難易度にがっくりくる学。職を見つけなければ生涯安定した収入が得られない。そんな公務員思考な彼は、最低難易度である『始まり市』に移動し。今度は学校ではなく異世界攻略相談所に足を運ぶ。
学は地図を片手に住所と店名を口ずさむ。
「アルテマ島始まり市、交差点商店街東区、初心者のための異世界攻略相談所『グッジョブ』……と……ここだ」
彼の物語は、ここから始まる。




