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14 イニシャルロゴTシャツが着たかった

頭がガンガンする。俺は目を覚ました。手足がしびれている。それでも俺は何とか起き上った。

辺りを見回すと無機質な白い壁が目に入った。窓はない。ベッドは固く狭い。

腕にはタグのようなものを付けられていた。


俺は自分の服装を見た。白いTシャツと短パンだった。部屋の温度はちょうどいい。

ドアを見る。ドアらしきものはあった。それは少し一般のドアというのとは違う代物だ。ドアノブがない。

何にしても触らない方がいいかもしれないと思った。それに連中もいつまでも俺を閉じ込めておくわけでもないだろうと思った。

部屋の天井を見る。小さなカメラが何か所かついている。変顔でもしてやろうか。


とりあえず体は拘束されていないので気持ちが少しラクになった。


おれは再びベッドに寝ころがった。


≪ コンコン ≫


誰かがドアをノックしたのか。俺はおかしいと思ったが、とりあえずどうぞと言った。

このドアを開けられるくらいならとっくに逃走している。

俺は緊張した。この状態で誰が来るのか想像した。この場合、組織のリーダらしき人物が来るだろう。そして尋問をする。普通は…。


ドアを開けた男を見て俺は唖然とした。心臓に悪い。よりによって…。

俺によく似た男が立っていた。俺の内心とは裏腹に表情は穏やかでこの状態を楽しんでいるかのように見える。


「柏木じゃないか…。なんでこんなところに」

「矢島さん。奇遇ですね。何なんでしょうね…。ここ。」

「さあ…。俺もさっき目を覚ましたんだ。座るか?」


俺は立っている柏木に俺のベッドの隣を指さした。他に座る場所がないもんな。


柏木は素直に俺の隣に座った。

何だろう。ちょい意識する。カメラあるし。

俺は何気に意識している。ジョンの一件以来似ている男に対し過剰に反応し過ぎる。

落ち着け。


「ねぇ…。逃げましょうよ?今なら逃げれそうな気がするんです」


その自信はどこから来るのか。笑顔を見せている。こいつはバカなのか。しかしイイ笑顔だ。

あああっ。俺はある種の単語が浮かんだ。


ナルシスト


今気づいた。俺は、ナルシストなのかもしれない。いや、この世の中自信を失っては生きていけない。いいんだ。これで。多分。

俺は何気なく柏木の服装を見た。俺と同じようにTシャツと短パンだったが少しTシャツが俺と違う。

俺が無地なのに対し、柏木の来ているのはKのイニシャルが胸元に小さく入っていた。

それはフォントでいうとコカコーラなんかのフォントぽいやつだ。

それがすごくオシャレに見えた。良いなぁ…。なんで俺は無地なのか。


「逃げられないぞ。」


俺はTシャツの事を考えながらも柏木の話し相手になってやった。いや…。上から目線ではない。しかし…なんで俺のTシャツは無地なのか。


「どうして?」


柏木は不思議そうな顔をした。なんて呑気なヤツなんだ。しかし可愛らしい表情に少し複雑な気持ちになった。


俺も今度『どうして?』と言ってみよう。多分可愛らしい表情になる。しかしいつ使うんだ。それを。そうだTシャツの一件を話す時に使ってもいい。それとな


くヤンワリ。


落ち着け。それよりもなんで柏木がここにいるんだ?俺は柏木とは海岸で別れたことを思い出した。

あの後柏木は何等かのアクシデントがあり、ここにいるわけか。何があったにせよ、俺たちは同じようなTシャツを着てここにいる。

連中は俺だけでなく柏木も巻き込み何をしようとしているんだ?


コンビとか?まさかあり得ない。しかし似ていることは何かに使えると連中は思ったに違いない。


「俺たちは、厄介な仕事をすることになる」


俺は少しクールに決めてみた。この厄介な仕事を柏木は理解できるだろうか?


「仕事?」


柏木は間の抜けた顔をした。

おいおい、お前はやり手の編集長ではなかったのか?

不意に柏木は慌てふためいた。何かを思い出したようだ。多分仕事があの後に入っていたのだろう。

この分じゃお荷物になりそうな予感がする…。俺は小さくため息をついた。


その時ドアが開いた。一体どういうしくみなのだろう。しまった。柏木にどうやってドアを開けたのか聞くべきだった。

ドアの向こうには見慣れた男が立っていた。アイツ、こんなところにいたんだ。

俺たちの前に来たのは谷崎だった。

確かにつかみどころのないヤツだった。組織の中では常に中にいて外には出てこなかった。

全てはコイツの差し金か。俺は無性に腹が立った。何よりエルザをオトリにするところが気に入らない。

用があるなら直接俺に言えばいいものを。俺は谷崎を睨みつけた。


「イケメン二人をゲットできてうれしいですよ。怒らないで。あああ、怖いなぁ…。」


谷崎はワザとらしく声を大き目に言っている。コイツは小心者だ。

こうやってカメラアピールをして仕事しています的なことをしながら内心は俺に攻撃されたらどうしようと思っているに違いない。

谷崎は床の一部を靴で踏むと下から椅子のような物が出てきた。


柏木は『オオオッ。』と喜んでいる。

ガキみたいだな…。俺はフッと小さく笑った。

しかしこの仕掛けはちょい興味がわく。

俺はその床の位置を記憶した。

後で同じように踏んでみよう。


どっちがガキか?俺かもしれない。

谷崎はその椅子のような物に座って軽く咳払いした。勿体ぶりやがって。俺はTシャツの一件があるのでイライラしていた。


「それで、何をさせるのかね?我々に」


柏木は落ち着いた様子で言った。その口調はさっきまで椅子を嬉々として見ていた同じ男は思えない。意外に年上だったりして。俺は柏木の横顔を見た。

柏木は俺を見るとニッコリ笑い、足を組みなぜか俺の肩に手を回した。

馴れ馴れしくないか?これは。俺は払いのけようとも思ったが、我々と言った言葉に少し大人しくなった。そうだ。ある意味運命共同体みたいだ。

Tシャツの種類は若干違うが置かれた立場は似たようなもんだ。


しかし俺は柏木のロゴのKを見る度に落胆するのかと思うと自分がガキのように感じた。


どうして俺のTシャツはPのロゴが入っていないのか。ああ、そうか俺の場合は複雑なんだ。名前が一定していない。この場合はYの方がいいかもしれない。連


中から見れはPだが、柏木から見れば俺はYだ。うーん。難しい。


それにしてもモヤモヤする。

もし谷崎と二人っきりになったら聞いてみようと思った。今は聞けない。てか論点はソコではない。落ち着くんだ。


「柏木さんは心配しないで。部屋でリラックスしていていいよ。面倒なことはコッチの人にさせるから。あ、部屋わかる?」

「矢島さんが気になるからここにいるよ」

「やじま?フフッ。それでもいいや。ちょっと」


谷崎の後ろの方から男が来て柏木を拘束した。柏木は抵抗しつつも俺を見て言った。


「矢島さん。助けるから心配しないでね」


俺はうろたえた。どう見てもお前では無理だろう。筋力がなさそうだ。


しかし、柏木の優しさは受け止めてあげよう。


俺は頼むと懇願した。これでは立場が逆だ。


俺は柏木の後ろ姿を見て苦笑した。足が細い。ヒョロヒョロじゃないか。


谷崎は俺の前に座った。誰もいない。コイツは俺を見くびっているのか。俺は素早く谷崎を押さえこんだ。


「痛い…。痛いって…。おい…。見てるんだろ助けに来いよ」


谷崎はカメラに合図した。


「なんでだ?」

「痛い…。なんでって?」

「どうして俺のTシャツにPのロゴがないんだ」

「エッ?…。ソコ?それが逆鱗にふれちゃった?」


谷崎は顔を歪ませながらも笑った。本当に折るぞ。


「どうして柏木のTシャツにはKのロゴがあるのかっていう意味だ」


俺はさっき柏木がやった可愛らしい『どうして』を使うことを忘れた。まぁいい。


「区別つかないんだよ…。顔が似すぎてて。だから…。」


「区別なら足を見ろ。アイツはヒョロヒョロじゃないか」


「あの人も鍛えたらアンタみたいになるでしょ。区別つかない連中もいるんでね」


「ほお」


Tシャツで判断するなんて呑気な警備だこと。俺はせせら笑いたくなった。


数人の男が来た。俺はアッサリ手をどかした。


「相変わらずだね…。パピヨン。その力貸してくれよ。」


「なんでお前なんかに。」


俺はベッドに座った。

不意に部屋後方のドアが開くとスーツ姿の男が入ってきた。


こいつが依頼主か?

なんていうか『ザ・上司』って感じがする。

よくあるパンフレットにあるビジネスマンのモデルぽい。現実はクタクタのヨレヨレの禿あがった冴えないヤツが上司だったりするが。


しかし、こんなところにドアがあったなんて気づかなかった。

俺はドアの位置を記憶した。

後で押してみよう。開くかもしれない。

バカな。そんな甘いセキュリティではないはずだ。

俺は壁を良く見た。この部屋もしかして至るところがドアだったりして。


「君はもういいから、あとは私が話をしよう。」


谷崎は俺をしばらく見ていたが、この男はやはり上司らしくあっさりその場を引き下がった。


俺は男を見た。

男は40代後半くらいでどこにでもいるようなビジネスマンに見えるが目は鋭かった。

薄い唇でやや神経質にも見える。男の顔はこの辺りではどこにでもいそうな彫の深い顔立ちだった。

ここではアジア系の人間の方が目立つ。

特に特徴のない顔でしいて言えば痩せている。背もここでは標準的だ。

ホクロもない。なるほど。目立たないということは逃げる上で必須なのかもしれない。


俺は目立ち過ぎた。モデルなんか断れば良かったのだ。しかし断ったどころで遅かれ早かれ俺はこうしていたかもしれない。


男は俺が色々と考えているのを察してか少し俺の目を覗き込むように見て俺の前に座った。

この椅子仕舞う時はどうするのか。

俺の頭は忙しくさっきのドアの位置を思い出し確認した。


「君を殺さないから安心しなさい」


俺を安心させたいのなら、まずTシャツのくだりを話してもらおうか。

俺の内心とは裏腹に大人しく頷いた。


殺さないのか。安心したような、バツの悪いような。いづれにせよ自由はしばらくはないだろう。

連中は俺を何等かのミッションに使うか情報を得ようとするだろう。

現状俺は情報など何も持っていない。だとすれば、俺を適当に使うだろう。

自分たちの都合が困るような案件に俺を使うに決まってる。だとすると、そこで俺は殺される運命もついて回るわけか。


「君を助ける。この仕事を引き受けてくれるなら」


男は俺の前の白い壁に映像を映し出した。

映像は天井の一部からレンズが出ておりそこから映し出されていた。全て内部でコントロールしているわけか。


カメラ、マイクを潰せばこちらの情報は分からないわけだ。マイクはどこにあるのだろう。

映像は夜間に撮影したものだろうか。辺りは暗い。

倉庫が見える。倉庫の前の壁には怪しい落書きが描かれている。俺はそこへ行かなくてもどんな雰囲気の場所なのかなんとなくわかった。

映像は倉庫の前に車が止まったあたりから始まっていた。

男性らしき4人が降りたが一人は足がおぼつかない。何か叫んでいる。

倉庫に4人がはいってまもなく一人あとから男が入っていく。


その後しばらくして銃声が鳴る。


映像は変わり何か機械を写し出した。どす黒い液体がドラム缶に流れていく。俺は吐き気がした。

しばらくして一人の男が機械の前に現れた。

この男はさっきの連中とは違うようだ。辺りを見回したと思うと男は突然吐いた。

男は立ち上がりその場を去ったがしばらくしてまた戻ってきた。


男は別な男を抱えるようにしてその場に来た。それから機械の上に乗せるとスイッチを押した。機械は周り始める。

そこから先は早送りされた。しばらくして男はドラム缶を用意し液体を詰めた。

男の様子は力なくやっと動いている。ふたをしてプレスして男は項垂れる。


俺は目の前の座っている男を見た。この男は俺に何をさせようとしているのか。

暫くして白髪の男が出てきた。


そこで目の前の男は映像を止めた。


「この人物・・・心当たりあるでしょう」


俺はその男の顔を見た。あり得ない。あの男は死んだはずだ。

白髪の男はミッシェルだった。

精神的ストレスの影響だろうか白髪になっている。


「この男を連れてこれますか?」


俺は首を横に振った。無理だろう。恐らく連中は一定した活動は行っていない。

死体処理も一定した場所ではやらない。あれが本当にミッシェルならば前よりもさらに用心深くなっているはずだ。

しかし、この映像どうやって撮ったのか。

俺はハッとした。連中の中にこの組織の人間が入っている。それなら辻褄が合う。

それとも…。ミッシェルとこの組織は裏でつながっていたとしたらどうだろう。


真の目的はなんだ?俺とミッシェルが会うことで誰が得をするのか?

この組織はナインレターを潰そうとしている本気で。だとするなら俺も最終的には殺されるだろう。それまでのつなぎだ。


それとも他に?


男は別の映像を流し始める。


駅だ。俺がいる。駅で時刻表を確認している。

店に入って行く。店から出てきた。ジャケットを着ている。

その後を追う男がいた。


背丈は俺と同じくらい。黒のジャケットを着ている。

男はサングラスを外した。あの男。


「この人知っていますか?今回の1件もし警察沙汰になった場合はこの人が適任だと思いませんか?」


俺は首を動かさなかった。

あの男は…。矢野高次本人だ。

男は俺の反応を見るなり、映像を切り替えた。

映像は写真スライドになった。その写真は覚えのあるものばかりだ。

殺した現場だ。俺が、ナインレターでやっていた時の。

スライドは何枚もあった。中には目を背けたくなるような写真もあった。

その中にあの女のスライドがあった。

由美だ。由美の現場が。

そしてレイプ犯の現場で俺が工作している写真もあった。

スライドは最後にホテルの一室で終わった。

ジョンの仰向けの写真が映された。

建物から出て俺が逃走する写真もあった。完全にマークされていたのか。

決定的だ。この組織がなぜ警察に情報を流さないのか不思議になった。


「貴方は色々とやっていますね…。本当に色々と…。犯罪者ばかり殺してくれて実にありがたい…。」


俺はこの男の顔を改めて見た。今、さりげなく感謝したのかコイツは。バカな。

他のことは日本でのこともあるが、レイプ犯やジョンの一件はこの国で起きたことだ。普通なら警察に情報を流すはずだ。

見過ごしたということか…。目的のために小さな事件を。俺はモヤモヤした気分になった。


「こんな現場も我々は掴んでいるんです。」


男は写真スライドを見せた。それは矢野とジョンらしき男が抱き合いキスしている写真だ。

仲睦まじく歩く様子も映されている。


俺は動揺した。矢野がまさかジョンとそんな仲になっているとは。いや…。あれはジョンなのか?

この場合まさかと思うが柏木にもその可能性がある。まさか柏木が?あり得ない。そういえばさっき俺の肩に手を回してきたっけ。


この場合ジョンと考えるとシックリくる。


俺は気持ちを落ち着かせた。だとすると、俺がジョンを殺したことを知ったなら俺を憎んでいるに違いない。


男は俺の推測に補足するように話している。


「痴情のもつれで貴方を殺してしまった…。っていうのがピッタリでしょう。貴方もそれを狙っていたんでしょう?

別にこの事件を早急に解決に導く必要はありませんよ。警察はここまで辿りつけません。

ただし、貴方の出方によってはこの事件、我々はシナリオを書き換えることもできるんですよ。」


つまり、俺は生きているということで世間の目に晒されて今までの事件をすべて公にするということか。

俺はいいが関わった連中が芋づる式に挙げられるわけか。


「貴方の仕事は簡単ですよ。矢野・ミッシェルと接触し我々に連絡。我々は突入し確保する。貴方は自由になる」


男は微笑んだ。


「ナインレターを完全に消滅させるのが我々の狙いです。」


俺は声を絞り出した。


「ナインレターを消滅させたいのなら、お前たちは俺も殺すはずだ。さっき、お前は殺さないと言ったけどな。」


「貴方は殺しませんよ。貴方はそういう人ではない。群れることを嫌うから。」


「なんで俺を殺さないんだ?」


男は少し顔を赤らめた。もしかして…。やめてくれよ。

俺は話題を変えようとした。


「エルザはどうなったんだ?」


「エルザ…。好きみたいですね?どこがいいんですか?」


「お前には関係ないだろう」


「関係なくはないですよ。」


「なんで」


「ライバルだから」


「えっ?」


「貴方もいい加減、世渡り上手くなったらどうですか?」


「つまり?」


「こちらの組織を選べということです。」


俺はやっと安堵した。


「貴方まさか…。」


「別に」


「私はOKですけど…。冗談ですよ」


男は俺をからかっているのか笑い始めた。


ムカツク。


「エルザって人。面白いですね。」


「お前にエルザの何が分かるんだ?」


「貴方はエルザの事知らないですよ。

彼女は…。」


「なんだ?」


「本題と関係ないのでここまでにしましょう」


気になる…。おおいに、気になるじゃないか。

俺は不意に柏木の事を思い出した。


「もう一人俺にソックリな男がいたが。あの男は関係ないだろう。」


「柏木さんですよね?あの人も確保してありますよ。我々もびっくりしました。関係なくはないですよ。意外にもね。」


「確保?なんのために?」


「使いたくはありませんがもしもの時の身代わりですよ。」


「お前たち最低だな」


「貴方もね。」


俺は男から目を逸らした。分かっているさ。


「なぁ…聞いてもいいか?」


俺はこの男の方を見て小声で言った。

俺は柏木の『どうして』を今使うことにした。

多分可愛く言えるはずだ。


『どうして?』


俺は柏木の『どうして』を忠実に再現した。

案の定、男は少し赤くなりながら俺の傍に近づいた。明らかに勘違いしている。成功したかもしれない。


「何でも聞いてください。」


「どうして俺はこのTシャツなんだ?」


「へっ?それのドコが問題ですか?」


「イニシャル」

いつもお読みいただきありがとうございます。

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