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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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欲望を遂げました

作者: 木の香芳子

私の中でこっそりと計画を立てている事がある

それは夫を殺す事

夫を嫌いなわけじゃなく

夫を愛しているが

人を殺してみたい欲望に駆られてしまって

どうしようもない日々が続いているのだ

人を殺す

刺激的だ

経験のない事だから興奮する

きっと警察には捕まるだろうが仕方ない

やってみたいのだ

人を殺す

私が人を殺す

神仏を信仰する身として私は罰を受けるだろう事は予想している

しかし私はやがて夫を殺すだろう

刃物で刺し殺し血しぶきを顔に浴び体に受け興奮覚めやらぬなか私は笑うだろう

初めての体験と興奮に私は笑うだろう

夫の命が散る事よりも自分の欲望が遂げられた満足感に浸るだろう

神よ 仏よ 私を許すなかれ

私は罰を受けます

人を殺すという残虐な行為に身を任せ笑う私を罰して下さい

夫の命はあと僅か

私は間もなく実行します

夫を殺します

覚悟は出来ています

神と仏と世の中に裁きを受ける身の上をこの上なく幸せとすら感じています

何も知らず眠る夫に笑いかけ「さようなら」と唯一言を放って私は夫を刺すでしょう

一度では絶命せず何度も何度も刺すでしょう

最後は馬乗りになり絶命した夫の上で高らかに笑い声を上げるでしょう

私の欲望は遂げられ静かに夫の体を降り警察に電話をします

「欲望を遂げました」



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