マリアードVS静香(剣戟)
マリアードは一瞬で静香の間合いに入ってくる!
軽くいなす静香「疾風丸ね。せこい真似して……」
「黙れ」マリアードは真剣モードにチェンジして剣戟の威力を上げる。
「おっと。女のくせにゴリラみたいな腕力だな。でもこうして捌けばどうだ?」
マリアードの魔剣がすっ飛ぶ。「ちっ」焦って拾いに行くマリアードだが、後方から静香が首を狙う。
抵抗できないマリアード。「ちょっと痛いかも知れないけど天封針解かせてもらうぞ」
おっとお嬢さんそこまでだ……。
黒いマントに身を包んだ大柄の男が、静香とマリアードの間に立ちはだかる。
「何よあんた。楽しんでいたのに。あれ、あれはフラウ様?」エルクスの入り口で倒れているフラウを静香が見つけた。
静香は助けに向かう。「おっと、そうはさせないぞ」男は笑う。
「ちょっとあんた人と剣を交えるなら名乗りなさいよね!私は艦夏姫静香!」
「私はシド。貴様は転生人だな」「そうだ、お前に関係ないだろう」
「それが大有りでな」「?」
「ふぁぁかったるいわ。本気だそうっと。その前に、貴様は何者だ?」
マリアードは再び問う。
「今、言ったでしょ!」「聞いてなかったわね。無駄な情報に興味は無い。おい行けるか?」
剣に話しかけるマリアード「あいよ、姉さん」
「剣が喋った?」ビックリする静香。
「シド様御下がり下さい。このような小物の相手をしても仕方ありませぬ。ここは私に任せてマギドPCの制圧を」
「ふむ、それ程までに言うなら先に行かせてもらう。第一師団の残兵も利用するのだぞ。一人では勝てないだろうからな」
「そうでしょうか?私もまだまだですね」クスッと笑うマリアード。
「静香とか言ったか?第二回戦だ」
「ふん、どこまでもズルい奴だな。勝てないと言ってるだろうに」
また高速で静香の間合いにマリアードが入って来た。