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テイルズオブサイレンス  作者: 敬愛
混沌とする思惑 ~それぞれの立場~
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時が来た

「大僧正如何かな?」静香王はまるで自分の子供の出産に立ち会う父親のようにそわそわしている。

「おう、静香ちゃん。今技術班を総動員して解析は終わりましたぞよ」

「そんな事は問題では無い!シリウスとコレアは元の形と能力を取り戻すのかと聞いている!」

「そうかっかしなさんな。後一週間下さい。原型に戻して見せます」

 それを聞いた静香王は赤子が無事産まれたかのような安堵の笑みを見せ「頼むぞ」と大僧正に言った。

 

 静香王どうでした? 譲だ。


「一週間待てとの事だ。問題無かろう」

「聖剣は奪えるのですか?」「力関係によるが、我らの家系の印綬の力は千年の歴史を持っている」

 ですが……譲は疑問を呈そうとしたが、静香がいらいらしているのが明々に分かったので止めた。 


 コレア次第だろうな。譲は思った。あの男右目が赤だった。恐らく物質移動や人体消失に関わっているのは大抵の人間の効き側の右に力が集まるはずだし…… どちらも元に戻ればイイのだけれど。聖剣でワンダオブシュビリオンを支えているとは考えづらいので私達が利用しても問題は無いのかも知れないけど。


 でも……何か変化が表れた時の為に準備は必要ね。マーダの神殿に行く時が来たようだわ。ジョージとモリスに頼みましょう。私一人では辿り着けない可能性が高いからな…… 譲は常に冷静である。転生してからもあるが元々温厚な青年だったのだから。

  

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