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テイルズオブサイレンス  作者: 敬愛
混沌とする思惑 ~それぞれの立場~
64/100

静香はすっかり

頑張ります。。。

 フラウの姿もめっきり見えなくなった玉座にどっかーんと座っている静香。

本を読んで帝王学の勉強をしている……と思ったら座ったまま寝ていたようである。


「静香殿、しっかり勉強して下され!」

「だってめんどくさいんだもーん」

鼻くそをほじってピンっと説教してくる大僧正に向かって飛ばす。


 すっかり王として立派に? 職務をこなしているようである。静香は男性に順応しやすいタイプらしく、今や背が伸びて筋肉も男と遜色ないものだった。譲を何かと構う。「なぁ譲オッパイでかいな」とか。


 その度にイメージが崩れていく譲はがっかりするもののこれもこの世界で永住するわけではないのだし、と甘い考えでいる。この世界を救わなければ戦いに勝利しなければ地球には戻れないのだ。戻れたとしても性は変わらない。混乱するだけだろう。この世界に来た以上は正に郷に入れば郷に従えなのだ。


 「おーい譲。一曲歌えよー」

 「静香殿!」

 「女になっちゃったから無理だよ」


 束の間の平和だが私はフラウ・アリス・ザックハルトが気になっていた。



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