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決死
やばいな……呟くマリアード。マダラは何度も印を踏み火津火波を使ってくるので間合いに入れない。それも2タイプあるらしく壁のように相手に迫ってくるものとマダラの体の周りを包み込むように火柱が走るもの……。
勝機を見出せないマリアード。「アイテムの使用は禁じられていないな。疾風丸をとりあえず使うか。」ん?マリアードの顔色が少し悪くなる。
「副作用か……。何だか分からんがすぐケリをつければ……」
はっ!とするマリアード。「そうか。もしあの技に弱点があるとすればおそらく台風の目!」
するとマリアードはマダラの周りを物凄いスピードでグルグル回り始め足に挿してある短刀を次々とマダラに向かって投げる。「火津火波!」自分の周りを防御するマダラ。
今だ!マリアードはマダラのいる方向に向かって猛スピードで突っ込む。中に入るほど熱い。マリアードの長髪が炎に絡め捕られそうだ。瞬間ズボッと炎の無い空間まで出た。
「何い!」叫ぶマダラ。シュン!マリアードの一閃がマダラを捉えた。血しぶきが飛び散る。マダラはその場にゆっくり倒れた。