魔法と、罪人
ショウジを倒し、アジトへとついたリクたち、そこにはとてつもないオーラで包まれていた。
しかも、マイは暴走しだした。一体どうするのだろうか……
「異世界の探偵さん」ep7も読んでいってください!
匠慈との戦いを終え、アジトへとついた。
「ここがガイアスの拠点か……」
そこはまるで隠れ家のようだが、日本のような内装だった。
「確かミーちゃんを探せばいいんだな?マスター」
「うん、そーだよ」
「え⁉ マジなんスか! 猫かー。かわいいっスよね」
リサが驚きながらも物凄く興奮したまま話しだした。
「……なんか空気が重い」
これは例えではなかった。
ここには物凄い魔力であふれていた。今にも押しつぶれそうなほどに。
「確かにですね……何人もいるのか、はたまたプロの魔法使いがいるのか」
マイもこの空気に気づいていた。
「貴様らだな! 侵入者というのは」
声が聞こえた先には魔法使いのような幼女が立っていた。しかしとてつもない魔力が漏れ出ていた。あれが本当に幼女なのか? 長寿種という可能性もある。
「君がボス? 降りて話を聞いてくれないか?」
「嫌じゃ! 我の部下ども! こ奴らをぼこぼこにせい!」
そう幼女が叫ぶと、モヒカン男らが襲ってきた。ここはほんとに世紀末なんだろうか?
「ホムラ様をお助けするぞ!」
「だから世紀末かよ⁉」
倒すのは簡単だが、こいつら、再生が早い⁉ しかも魔法も少し使っている。
「音コウモリから入手したスキルの応用試してみるか! 新能力超音波応用技、
衝撃!」
地面に衝撃刃が放たれ、モヒカン達は吹っ飛んだ。
「意外とその力使えるんスね」
リサは感心していた。
それはともかく、あとはホムラという幼女だけになった。
流石に一発じゃなくても、倒せはするだろう。そう思った瞬間……
「メラファイア!」
ホムラの杖からものすごく大きな火の玉が出現し、リクたちを襲った。
「このまま燃え尽きたまえ!」
「だったら反対の属性の水弾!」
リクの手から水の玉が出現し、魔法に反撃した。同じ威力だったのかお互いにぶつかり、破裂し、
大きな衝撃刃が放たれた。
「リクさん! なんですかこの威力⁉」
「マスター! 本当に大丈夫かよ⁉」
「リクー! 死んじゃうっスよ!」
ほかの仲間が吹き飛びそうになってしまった。
リクは慌てて能力を止めて仲間たちのもとへ向かった。
「ごめん! 大丈夫……」
「炎よ集え! 我が力に自然よ! 概念よ! 全てよ! 屈しなさい!
王級火魔法ボルケーノメラクル!」
ホムラが詠唱を放った途端にリクは背中が焼け、激痛に襲われ、倒れた。
「リクさーん!」
「リクさん! リクさん! 起きてください!」
「マスター! 死んでねぇよな⁉」
「リク! 死んじゃ嫌っス!」
リクは死んでしまったのだろうか? 倒れたまま動かないままだ。
「いや、さすがに死んでないっスよね……」
「我はなんもやっていない! お前らが復活させろ!」
ホムラは慌てながら叫んだ。
「あんた、なんか言いました?」
「ひぇっ⁉ わわわ我はそやつを治せと言っているんじゃ!」
「黙れ」
マイの周りから紫の炎があふれていた。
リサはおびえながら腰を抜かしていた。
「まさか、リサさんもっスか……」
シンは必死になってリサに質問した!
「リサ! お前なんか知ってんのか⁉ 教えろ! なんでマスターとマイがあんなんに……」
「はい……リクとマイは多分、他の特別な能力を持っているんス。でもたぶん、
それを制御できていない状態っス」
「わかった……何とかして止める」
「私の大事なリクから離れろ。 傷つけるな。私にとってのリクはね、かっこよくて、かわいくて、
私にとっての恩人で、私が一番愛していて、笑顔がかわいくて、リクの全部を独占したくて、
大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで大好きで
本当にリクが大好きなんだよ♡♡♡ だから、傷つけんな。触るな。関わるな」
マイから炎が溢れ、その矛先が全てホムラへと向かった。
「いゃー!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
もうそんなことしませんので!」
「でも、治せないんです! 私は異常者で、魔力量が無限なんですが、炎魔法しか使えないんです!」
「そんなんどうでもいい。治せ。できないなら殺す」
マイがホムラへと殴りかかろうとした瞬間……
突然横から誰かがマイへ攻撃した。リサたちが見た方向にはリクがいた。
「もー、基本的には依頼で人は殺さないんだよ! しばらくは眠っててね。
てか、周波数合わせると眠らせれるって超音波めっちゃ使えんじゃん」
よく見ると、マイはぐっすりと眠っていた。
「zzz……」
「寝てるマイ可愛いな……」
マイを眠らせた後、リクは、ホムラと話した。
「いやー、あの魔法はすごかったよ。しかも異常者なんだ……」
「あの、さっきはすいません! でも治せなくて……」
リクは、自分で傷を治し、ホムラに説明した。
「僕は一応けがは治せるから大丈夫だよ。それと、火魔法にも回復魔法はあるよ」
「え……私この世界に来てから日が浅いから魔法もそんなに知らないんだ」
「え、まぁそれは後で」
リクは手を前に出し、唱え始めた。
「炎を司りし精霊の王よ、不死の鳥となり我に恵みを。不死鳥の恵」
仲間のすべての傷が回復していく。
リクは話題を変えた。
「そういえば、こっちの世界に来てから日が浅いって……もしかして死んだの?」
「いや、私は転移で、彼氏と仲良く帰っていたら、急にこの世界に来て……なんもできなかったんだ」
「じゃあ、ウチに来ない? 今人手がなんだかんだ足りないんだ」
「え、いいの?」
「このアジトの家具も使えそうだし」
このアジトには日本にあったアイテムが多い、これは使える。異世界探偵社をもっとすごしやすくするために……
「ありがとう! じゃあ、これからしっかり働きます!」
リクは手を伸ばし、ホムラを引き上げた、そして質問した。
「名前は?」
「ナガツキ=ホムラ、日本《あっちの世界》だと長月穂村」
「よろしく、ホムラ」
こんにちはたぬきうどんです。
キャラが話すタイプは、ネタ構成が難しいのと、少しのネタバレになりそうだったので
控えたいと思います。というか、感想で復活の要望が多かったら復活させます。
最近熱くなってきました……運動会とか体育祭の時期になりましたね。
それに負けずに小説投稿したいところです。
はじめは、話が思いつくのにネタがーってなっちゃうんだよー
というか、ほんになってほしい!
って今も思っています。
次回も読んでね! 目標ep100!