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異世界の探偵さん  作者: たぬきうどん
神と罰、王と罪
7/9

正義と、セイギ

リサが仲間になり、隣国へとついた異世界探偵社一同。

アジトを見つけるも、そこでは壮絶な戦いが始まって⁉

「異世界の探偵さん」ep6ぜひ読んでいってください!

「そういえば、あそこに落ちた時何かあった?」

リクが問う。

「あったはあったっスけどねー。……使えるかな」

「リク、試しに(硬糸)って唱えてみてくださいっス」

リサがすこし不安がりながらも、リクにお願いした。

「わかった。(硬糸)」

リクの手から糸が出てきて、あたり一帯の木々を真っ二つに切り裂いた。

『え……えぇーーーーーー!?』

皆が大きな声で驚いていた。


「リサ! ほんとにあそこで何があったの!? もうどんな話でも信じるから言って! お願い!」

「わかったっス。と、そんなに近づかないでくださいっス。」

リサが深呼吸して話した。

「実は、あの空間でリクさんは力……」

「うっ……おぇ」

リサは突然血を吐き嘔吐した。

(なにこれ……まるで心臓が握られたみたいっス)

リサの頭に突然誰かの声が入ってきた。

「小娘、そのことは話すな……次は死ぬぞ」

「ゎ、わかったっス……」

そこにリクが向かってきた。

「リサ⁉ 大丈夫? しばらくおんぶするから、ほら、背中に乗って」

「わかった。ありがとう」

リサはリクにおんぶされた。


そうしてリクたちは隣国「マルン・ホリス」へとついた。

「確か、アジトはここの近くの森林だったよね」

「はい、確かモヒカンが言ってました」

「アバ、だっけ。モヒカンじゃないよ、マイ」

そうして、リクたちは、森で怪しい洞窟を見つけた。

「ここか……」

僕たちは洞窟の中に入っていった。

「まさか、こんな洞窟がアジトなのかよ……なんかやだな」

しばらく歩いていると、視界が暗くなっていった。

「リクー! どこー?」

パシャ

『ふぇ⁉』

突然、視界が明るくなり、目の前には黒髪の少年がいた。

「お前は誰だ……」

「僕? そうだなー……匠慈(ショウジ)かな」

ジョウジ? まるで日本(あっちの世界)の名前だ……

ブシュッ……

気づいたら顔が切れていた。

「えっ? はや」

「あぁ、まだか……やりすぎた、ごめんね?」

「でも、これだけは言っておく。君は力をまだ出し切っていない。思い出せ、君の罪を……」

「うっ……」

ドクン……ドクン……ブシャッ……頭が痛くなり、吐血もした。

「何のことだよ……」

「リク⁉ 思い出しちゃダメっス! ちょっとアンタ! 何言ってるんスか!?」

「思い出せ! お前の罪はなんだ? お前のセイギはなんだ?」

「ウゲェ……ヴッ、オゥェ」

リクは更に吐血し、死にかけていた。

「ゴヘッ……思い出したよ」

「そうか、じゃあもう一回質問しよう。お前の罪はなんだ? お前の正義はなんだ?」

「僕は全部欲しいさ。でも、僕は全部救いたい! それが罪、セイギだ!

それが罪っていうんだったら僕は世界にだって歯向かうさ。僕はみんなの笑顔が見たいだけの罪人なんだから」

「その威勢、覚悟、いいねぇ! じゃあ、最終審査と行きますか!」


リクは禍々しい魔力(ソウル)であふれていた。

「しっかり確認できたかな? それが大罪能力(スキル)だよ」

「あぁ、これが僕の力か……」

「じゃあ行くよ!」

匠慈ショウジとリクの戦いが始まった。

火炎(フレイム)!」

あれ、発動しない。もしかしてあの能力(スキル)はあそこだけなのかな。

硬糸こうし!」

リクから糸がまたもや出てきた。

それを受け流すように刀で防いでいるショウジもすごいが、リクの力が何なのかという疑問で皆はいっぱいになっていた。そして、お互い互角の戦いだった。

「楽しいねぇ! リク君!」

「あぁ! 楽しいよショウジ!」

でも一つだけわかる。この二人は今の戦いを一番楽しんでいることが。

そして、お互い同時に倒れた。

リクは目が覚めると、マイの膝にいた。

「大丈夫ですか? あんまり無茶はしないでくださいね」

「え、えぇ⁉ もしかして膝枕⁉」

リクは顔を赤らめながら叫んでしまった。

確かにリクはマイに膝枕をさせてもらっていた。その時、リクから男として何かを失った気もした。

リクは奥に疲れ果てて倒れていた匠慈(ショウジ)見つけた。

「あんなに体動かしたのって久しぶりだなー」

「確かに」

「リク、お前はその力を開花させたが、まだまだ未熟だ。

そして、これからも強い敵が現れるだろう。だからお前は仲間を守れるように必死で強くなれ。

そして、バイバイ。 また会おうぜ」

匠慈(ショウジ)は真剣な顔で忠告し、消えていった。

「相変わらず何だったんだろうな、あいつ」

「実はマスターの生き別れの兄弟だったりして!」

シンが少しふざけながら言った。

「わかんないや。でも一つ、あいつが俺を強くしてくれた。それだけ」

リクは覚悟を決め、誰かを救うという強い欲望を持ち、アジトへと向かう。


「さぁて! ここからが本番! 勝利ビクトリアをつかむのはどっちかな!」

リク:「てか、匠慈めっちゃ強かった。ギリギリだったよー」

マイ:「ほんとですか⁉ てっきり互角なのかと……」

シン:「というかマスター、大罪能力ってなんだ?」

リク:「そこはまた今度話すからさぁ、今めっちゃ疲れてるから」

シン:「じゃあリサ、次回予告できる?」

リサ:「あっ、わかったっス! 次回は、新たな力を得たリク。アジトでは数多くの敵と戦う異なってしまったっス⁉ しかもボスは■■■で⁉ ぜひ次回も読んでくださいっス!」

リク:「お疲れー」

マイ:「お疲れ様です」

シン:「お疲れ」

リサ:「なんでみんなお疲れしか言わないんスか⁉」

一同:「ダルいから」

リサ:「そこ合わせなくてもいいんスよ!」

たぬきうどん:「あ、ちなみに毎年4月一日やなんかでっかいシーズンイベントがあったら番外編作る」

一同:「誰⁉」

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