気付いた
※作者は幼馴染ざまぁは好きではありません
「ほら、ご挨拶しなさい」
「神谷翔太です。小学4年です。よろしくお願いします」
「神谷美優です!3年生です!よ、よろしくお願いしましゅ…あう」
はい、お隣さんが挨拶に来ました。苗字は西野さんだ。
大人達のやりとりが終わって前に出された。噛んで恥ずかしがる美優がめっちゃ可愛い
向こうの両親は普通の人達って感じだけど顔は整ってるな
「まあまあ!2人ともとってもしっかりしてるのねぇ!美優ちゃん可愛いわぁ!
ほら、茜もご挨拶なさい」
「ふんっ!」
「こら!ちゃんとご挨拶なさい!…ごめんね翔太くん、美優ちゃん。
娘の茜です。前に住んでたところのお友達と離れるのが嫌で拗ねちゃってるのこの子ったら」
…おうふ
あの、奥さん、娘さんは多分前に住んでたところにも友達は居ないと思われます。なんだこのクソガキは?なんで初対面で俺と美優は見下されてんだ?
「あんた何ジロジロ見てんのよ!」
「ひっ…ご、ごめんなさい」
「美優、謝らなくていいよ。」
「ふぇ?」
「美優はなんにも悪くないんだから、ね?」
「…はいっ!」
お友達になれるかな?と言って楽しみにしていた美優がちょっと泣きそうだったので頭を優しく撫でて宥める
「はぁ?アンタなんなのよ!うざい!!」
やかましい。キャンキャン吠えるなクソ犬が
早くそのバカ娘連れて退散してくれ〜と向こうの親御さんに目で訴える。じゃないと俺がキレる
「き、今日のところはこれで。
こんな娘だけど仲良くしてくれると嬉しいよ」
「善処します」
ペコリと頭は下げておく。隣人トラブルの本格化は避けたいしなぁ
いやあしかし、西野茜…か。
とんでもないクソガキが隣に来やがった。外見はほんのり赤みががった髪の勝ち気なスポーティー美少女って感じだったが
10歳だからまだまだ子供だろという意見も当然あるけど
アレはダメだ
あのガキのクソな態度は子供特有の我が儘とか、そういうモノじゃない
目を見れば判る。そこら辺は前世の記憶に感謝だ
多分、相当甘やかされてるんだろうな
あいつ既には"姫"になっている。それから攻撃性が高すぎる。ウニみたいな精神性だ
ああいうやつは大体将来はイケメンと金とブランド物とセックスに狂うクソビッチにしかならない。学校でも会社でも、沢山の同性や良識のある男性を不快にさせる存在になる
何故ピンと来たかと言えば、俺は前世で人事部に居たからだ。俺が勤めてた会社は外面は良かったんだが内部の人間関係は結構めちゃくちゃだった
管理職の妻帯者と若い女子社員の不倫、という定番案件はもちろんのこと。妻帯者の中堅社員同士のW不倫騒動。
乙女ゲーム転生ヒロイン的な、腹黒ゆるふわ公衆便所な社員による他の社員の婚約者寝取り騒動。そいつが結局誰の子だかわからん妊娠騒動。さらに性病騒動。
ブランド物大好きマウント取り大好きなビッチ社員のパパ活売春が週刊誌に漏れそうになった時は役員と人事部一同肝を冷やしたもんだ
因みに全部、俺が人事部になる前に採用されてた連中である。前任者の目は節穴か?
そして、そういう性関係がだらしない人間はみんな、同じ目をしてることにある時気が付いた
西野茜の目はまさにそれだった
転生ヒロイン風な腹黒ゆるふわ公衆便所になるタイプでは無さそうなので、どっちかっていうと同性を見下してマウント取りまくるタイプのクソビッチに育つんだろうなぁと思う
そして俺は思った。
これ、幼馴染ざまぁ展開ではなかろうか
いや、なんか違和感はあったんだよ
この世界はもちろん現実ではあるんだけど、何かの物語に類似した世界なんじゃないか?という疑問は前からあった
だってこの世界なんかラノベ臭いだもん
21世紀の副都心なのに、昭和の不良青春漫画的な、一般人には手を出さない硬派な暴走族が居たり商品の名前が著作権侵害回避みたくちょっとずつ前世と違うし…
明らかに西野茜はざまぁ対象な気がしてきた
そもそもあいつはツンデレとかではない。現段階で頭おかしい気がする。ツンキチだありゃ
ツンデレ幼馴染は可愛いよね〜




