幼馴染が出来るらしい
いよいよ問題の幼馴染が登場します
「お兄ちゃん!あのねあのね、これお母さんと焼いたのー!!」
「…ありがとう!!大事に食べるね!!美優はすごいなぁ!」
「えへへ、褒められちゃった!」
土曜日の朝。可愛い包みに入ったクッキーをおずおず差し出す美優の可愛さに失神しかけた。
はい、5年経ちました
俺は10歳、美優は9歳になりましたよ。小3と小4で、いつも仲良く一緒に登校してるぞ
この5年間は順調に幸せだった
美優は相変わらず天使だからね!母親は相変わらずバカだがな!!そして、相変わらず中身が無いから重みがまるでない肝っ玉母さんキャラで俺には接してくる。本物の肝っ玉母さんなら尊敬出来るけどうちの母親はファッション肝っ玉だからなぁ…
ついでに、俺はもう身の回りのことは自分で全部やっているし母親はそれを疑問に思わない。
ほんとに、息子がまともに育ったのは転生者だからなんだぞこのクソババァ!!と罵りたい気分である。悪気はないんだよな、悪気は。それが問題なんだが
仮に前世の記憶が無かったとすると…愛情に飢えているけど愛情がイマイチ理解できない…妹だけは大事だけど恋愛感情とかも理解できない…そんなようなどこかが欠けた人間に育ってた気がする。ありがとう、前世の記憶。
ただ、記憶が戻るまでの母親からの愛情がかなり不足してる翔太も美優のことは大好きで大切な妹だったので、俺の今世のシスコンは筋金入りらしい
あれから俺は身体を無理なく鍛えたり、合気道を習ったりした。合気道の教室は今も日曜の夕方に通っている
平日だと美優を放課後ガードできないし、土曜日は美優や美優の友達と遊んだりするからな
ガードとは?
いやほら、美優はかなり美少女だから色々あるんだよやっぱり
んでさ、美優が美少女ってことはさ、ほら…同じ遺伝子の俺も容姿整ってるやん?
5歳のときはそこまで自覚なかったけど、流石に今は自覚し始めたよ
転生特典らしきもの何もねぇと思ってたけど(美優は天使だけどそういうのとは違うし)俺、イケメンになりましたわ…アハハ
まあ、今は小学校もとても快適です。美優も打算の無い女の子の友達が何人も出来て毎日楽しそうだ
入学当初は美優を取り囲んでからかってた上級生いじめっ子男子をしばき倒したり、美優を嫉妬でいじめた女子を絶対零度で睨み付けて泣かせたり、1人でポツンとしている子のお世話を焼いたり、6年生同士の喧嘩を美優が怖がってるからやめろやガキコラと乱入して仲裁(物理)したりを繰り返した結果2年生のとき既に俺は小学校のガキ共の頂点に君臨したったからな!
流石にどっかの妹に何かあったら世界滅ぼすお兄様とまではいけないかも知れんが心意気はそんぐらいだぜ!!
「あ、そうだ翔太
お隣の空き家にね、明後日から人が住むのよ。あんたと同い年の女の子がいるから、また明後日ご挨拶しなさいよ」
「そうなんだ。わかりました」
…美優にはデレッデレのくせになんなんだか
最近は俺も母親のファッション肝っ玉キャラがうざいので丁寧語で事務的に返すことが多くなった。なんせ疲れるんだよ会話が。
美優がお兄ちゃんに守ってもらった話を母親にするとその時だけは褒めてくれるけど、なんつうか美優親衛隊の軍曹と一等兵なんだよな所詮は
それにしても隣に同い年の女の子とかラノベかよ
次回
ツンキチ、襲来




