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西園寺邸で会議です




「あのねぇ、貴方は"たいした努力も無しに大抵のことはこなしちゃう憎たらしい奴"なのよ?


元々何かを身につけるときスポンジのように吸収するスペックを持った貴方が、小さい頃から体幹や体捌きを鍛えて、アリサちゃんと手合わせしてればチートになるの当たり前でしょう?」



「た、たしかに…」




西園寺に突っ込まれた…何も言えねぇ



今は西園寺の家に事情説明で出頭して、ご両親に会ったところだ。

といっても娘のクラスに居たゴミをお掃除したことを褒められてボーナスがついただけで特にお叱りは無かったんだがな



あとアリサの戦闘能力が買われて、アリサも学校内の西園寺のボディーガードに雇われることになったらしい




「ああ、それでね…収穫ありらしいわよ」

「…おう」




この前に紅茶を頂いた部屋にまた西園寺と咲夜さんと入ると、咲夜さんがあの紐で2箇所をくるくるして止めるタイプのいかにも重要な資料入ってますよ感があるA4の封筒を西園寺に渡す



「詳しくは此方に。口頭での説明はいかがですか?」


「あ、じゃあお願いします」


「喜んでー!!」


「居酒屋ですか?!」




咲夜さんと軽くジャブをしてから、俺達は真剣な表情に切り替えた




「まず、一条和也ですが


彼が…言わば裏リーダー…といいますか、実質的に取りまとめていたのは彼です」


まじか



「あの不良グループはクレストと名乗っており、広域指定暴力団・S会の三次団体、W組の子飼いの愚連隊だったようです」



まあそんなところだろうな。

そこらへんの悪ガキがあんなに統率の取れた組織を作れるとは思えん



「一条の父親は表向きは普通のサラリーマンということになっていましたが、巧妙に偽装されたW組の準構成員でした。その他にも専務、総務の若い女性などに息がかかっているようです。」



「企業舎弟ってやつですか?」



「いえ、それなら西園寺グループの調査ですぐに引っかかりますよ

何しろお嬢様が入学されるのですから一通り調査していますから」



だよなぁ…親バカパパンだし




「一条の父親の勤める藤岡工業は本来(・・)クリーンな会社の筈でした。大手銀行とも普通に取引がありますし、従業員がちゃんと業務をしている実態が何十年も前からあります。」



「…つまり、元は綺麗な会社をあとから強引に汚染(・・)したと?」




「そうなりますね。それもお嬢様が入学されることを察知してからの動きと見ていいでしょう。社長以下、役員も脅迫されている可能性も高い。



つまり敵はかなり強引に様々な場所に干渉するだけの権力と資金を持っています。アリサ様にも今度の面談でお話ししますが、学校でのお嬢様の護衛は何卒お願いいたします」


「御意」





なるほど

もしかしなくても、アカネの結末はクレストによるものだろう。

いくら小説の詩音が復讐に燃えたって彼は何のコネも力も持たない一般人だ



クラスに一条という窓口があったからこそアカネをクレストに売り飛ばすことができた



元々西園寺を狙っていた一条達の背後にある敵ともそこで繋がったから、あの結末を見届けることをそいつらに許された




敵は繋がってたんだな




西園寺に目線で確認すると「そういうことだと思う」という感じで頷いた。




翌日!


何か次の動きがあるかと気合を入れて西園寺の両脇を俺とアリサでビシッとガードして教室に入ったら…



「あ、あのっ!!ありがと…こ、これお弁当!助けてもらったお礼だからっ!!」



…oh

アカネさんが普通の可愛いツンデレ幼馴染と化しているではないか!





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― 新着の感想 ―
[良い点] はじめまして。 第二王子の話から、こちらまで一気読みしました。 どのお話も、痛快で大好きです。 これからも、素敵なざまあをよろしくお願いします♪ [一言] 32話最後のあかねさんですが、…
[一言] 西園寺と一条の抗争、戦国時代の四国のようですねぇ。
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