ラノベのサッカー部系チャラ男はだいたい生きる価値無しな人間のクズ
「あの…ごめん」
「脱臼するかと思ったわ」
「ち、ちげえよ!…あ、というかそれもごめんなんだけど俺浮かれて今日の話受けちゃって…翔太は俺が心配だから来てくれたんだろ?」
「気にしてないよ。どっちみちあそこで俺ら全員が突っぱねると余計に話が拗れそうだったしね」
「…ありがとう」
現在駅に向かって歩き中。珍しくシュンとしてるアリサが可愛い。とはいえこんなことアリサが落ち込む程のことじゃないから気にするなと言い、手を握ると顔が赤くなった…カワイイ
彼女が言うには、チャラ男(名前は一条とのこと)がカラオケ誘ってきただけでアカネのお誘いだと言うところはまいと喋ってて聞き逃していたらしい
「あ、それでな…西園寺からメッセージ来たんだが今日は多分暴れることになる。仲良く歌いましょうって話じゃないみたいなんだよ」
「…げ。まじかよ」
少し残念そうにするアリサ。
「ま、取り敢えず俺も来て良かったよ。アリサより弱いけど一人より二人の方が背後をカバーし合えるしな。あと大事な仲間なんだから心配するのは当たり前だぞ。遠慮なんかすんな」
「…うぅ〜!!イケメン!中身もイケメン!!」
ぎゅむうぅと抱きついてくるアリサ可愛い過ぎる。そして、例え俺より強くても、やっぱり護りたいという感情が渦巻いた
「…取り敢えずさ、今日の片付いたら普通に来ようなカラオケ」
「おう!!」
クシャッと笑ったアリサはびっくりするほど美しかった…見惚れちまったよ
そして駅近くの歩道でラブコメってたのでそれなりに通行人の視線を集めてしまっていた。ちょいと恥ずかしいわ!
俺着物に雪駄だし、アリサは豹柄のキャミに飛車角道場のセットアップ、ナチュラル9のキャップ、靴はティンバの輩スタイルだから容姿以前に色々目立つんだよな
そして指定された場所に行くと
「うわぁ、露骨だなおい」
「…翔太、叩き潰そう」
「ああ」
まだ俺たちの接近に気が付いてないのか、だらけている敵
そとそもカラオケですらない。潰れたスナックかなにかを溜まり場にしているようだ
怯えた表情のアカネ
殴られて顔が腫れてるらしきギャルゲー脇役とアカネの取り巻き数名
ニヤニヤ顔な一条と、二十歳前後の見るからにイキったガキ共…って俺高校生か今は。
「…おうコラ
ずいぶんな趣向じゃねぇか」
「覚悟は出来てんだろうなぁ?」
指をベキボキやりながらアリサと店の前に立つと何故か全員固まってしまった…なんで?




