お約束というかなんというか
「ああ、そういやあな
誠に残念なニュースだけど西野と佐々木と木ノ下も同じクラスだぞ」
「ラノベだね…」
「だなぁ」
通路を進みながら、若干げんなりしたアリサが暴露してきた。詩音とラノベみたいだなぁと同じ感想を言い合う
「ああ、あと西園寺麗華さんとやらも同じクラスだったぞ…多分朝のあのお嬢様だろ」
「あー!ウチも聞いたことある!
駄菓子からスペースシャトルの部品までなんでも扱ってる超巨大グループっしょ?!」
「…ここまでくると普通に人為的かもなぁ…他のクラスを平穏にするために個性が尖った生徒全部集めましたってやつかもな」
「なるほど…あからさまに作為ありという可能性もあるんだね…」
「…まっ!そのおかげでこの4人でいられるしいいんじゃね?」
「だねー☆」
最終的にはまったりな俺達である
入学式の会場に入ると座席が指定されており、仲間とはぐれて両隣は見知らぬ男子生徒になったので目を瞑って少し思考を沈ませる
…もし、仮定の話だがこの世界と類似した物語が前世にあったのだとしたら
それは間違いなく、駄作で
作者は間違いなくキモオタ童貞野郎なんだろうな
勿論俺は現実を生きてる。いちいち存在するかもわからん物語なんぞ気にしないんだが仮に幼馴染ざまぁだとした場合、西野以外の美少女の皆様は幼馴染と絶縁したおかげでモテモテになった主人公のハーレム要員…なのか?
ん?
まてよ、詩音は?
詩音の今までの環境って幼馴染ざまぁモノのネチネチ主人公っぽくね?!
でも詩音は西野と幼馴染じゃないしなぁ…我が家の天使美優と甘酸っぱい青春してるし…
まあ詩音がモテモテで自信もあるイケメンになったのは俺とまいがプロデュースしまくったからで…俺が詩音の陰キャ設定を壊したから予定調和が破綻したとか?
えーと、つうかじゃあ俺はなんだ?
客観的に見てイケメン…妹は天使で、幼馴染も外見だけはモデル級美少女だけど人格がゴミクズ…
んん?どういうこっちゃ?
それから青嵐高校はフツーの公立校だ。何故この世界の日本というか世界でもトップレベルのお嬢様がそんな学校に来る?
一旦ラノベ思考は捨てて、現実的に考えてみるか
まず、あの送り迎えの体制からして親御さんは相当な親バカだろうと推測できる
ということは、あのお嬢様の望みはほぼなんでも叶うということになる。
しかし、そのお嬢様は送迎が大袈裟過ぎるとメイドさんにツッコミしていた…
とりあえず、横暴でわがままなお嬢様ではないということか?
でも、青嵐に来たこと自体は恐らくお嬢様の希望なんだろうな。普通なら金持ちの学園みたいなのに行く筈だろうしなぁ…それか家の教育方針みたいなやつか?…いや、それはないな。それならあんな仰々しい護衛付かない筈だしな
…そんなことを考えていたら入学式が始まった




