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大自然の中で食べるカレーは美味い




「わあぁみんなすごぉい!まゆ、料理とかできなぁいもぉん」




…はい、うざいですね。

キャンプは所謂少年自然の家みたいな施設にバスで連れてこられた。まあ中学一年なのでそんな本格的なことするわけじゃなくて色々お膳立てされてるよなそりゃぁ



意外だったといえば、詩音君もそれなりに料理スキルがあることか。

佐伯さんがまだかなり小さい妹さんと弟さんが居て、仕事が忙しいお母さんの手伝いを率先してやってるのは前から聞いてるから驚かなかったが。



あと、詩音君からすると佐伯さんの家庭環境の方が意外だったみたいだが。

いやいや、ギャルやギャルっぽい子って基本的に清楚系ビッチの100倍まともだからな?



前世は前任者が作ったキャラに騙されまくって腹黒ぶりっ子な清楚系ビッチばかり採用したせいで俺のストレスがマッハだったわけだしなぁ!!




ただ、真島さんは料理は出来ないそうだ。まな板粉砕するからね


そんなわけで料理は俺と佐伯さん、テント張りとかの力仕事は真島さん、全体のヘルプを詩音君がやっていて…何も仕事が無いのもアレなのでさらに余った雑用を佐々木に頼んだのだが…



「え〜、まゆ、そんなのできなぁいよぉ〜ぷん!」だそうだ。あ、下の名前は真由だそうだ。全国の真由さんに謝れ




「よっし、下ごしらえおーわりん!☆」

「ご飯用の焚火もいい感じだよ」

「テントも終わったぜー!」

「よっし、それじゃ一休みしますか」



みんなで会場から提供されているチェアセットに座り、水筒のお茶を飲む。ほっこり。





それなりに広々とした敷地を見渡し見ると、フツメングループやオタクグループも和気藹々と楽しんでいるようだ…なんというか、青春だなぁ






「ねぇ〜はやく作ってよぉぉ!!」

「あんた使えないわねぇ!!」

「いやちょっと待って一人じゃ無理…」

「はぁ?あんた女子の私達に手伝えっての?」



…おーい、清楚系ビッチ共、化けの皮が剥がれてきてるぞ〜笑


因みに、揉めに揉めた最後の2つのグループの構成はというと…



ビッチ5人組は西野を毛嫌いしてるので、同じ班は断固拒否。西野の取り巻きは西野と居たい



そこで、ギャルゲー脇役君が生贄になったというわけだな。

最初は「うっは!俺だけハーレムじゃん」とかはしゃいでたが現在かなりしんどそうだ





「なんで誰も作れないのよ!!ほんっと意味わかんない!!」

「「「すいません!!!」」」



…西野逆ハーも料理スキルが壊滅的らしい




結局、教師と会場のスタッフさんにほとんどやってもらったみたいだが。






「もしかしたら、親も出来合いのものとか冷凍食品オンリーなのかも知れないね〜」

「あー、まあ今の時代…って、翔太のおっさん思考がうつった!!」

「誰がおっさんや!!」

「あはは、そういえばさっ!翔太くん、詩音君もウチのことまいでいいからねー?」

「あ、俺も!!水臭いぞ!!」



「お、おう!分かったよアリサ、まい」

「…ええと、僕はアリサさん、まいさんって呼ばせてもらうよ。」

「おうっ!」

「これからもよろしくね〜☆」



みんなで食べたカレーは美味かった






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